答え合わせ
oasis再結成。
こんな日が来るとは。長生きはするもんだ。
TMGEことthee michelle gun elephantはデビューアルバムをロンドンでレコーディングしたのは知っていたけど、なんと同じスタジオにoasisがいてノエルギャラガーにアベフトシがタバコの火を貸していた!
活動時期は確かに被ってはいたが、この2つのバンドに接点があったとは初耳だった。
thee michelle gun elephantにはたくさん支えてもらった。
イギリス・マンチェスター留学中、彼らの音楽を聞きながら街を歩くと驚くほどよく合うことに気がついた。特にバンド名が大文字になる前の小文字時代、The WhoやThe Kinksなどのモッズをルーツにする初期の楽曲からしっかりとイギリスの原風景を感じ取れた。
彼らは1998年にWORLD CHICKEN ZOMBIES TOURでマンチェスターを訪れており、伝説の会場Boadwalkでプレイした経験も関係しているかもしれない。バンドの見ていた景色をイギリスで図らずも追体験できた私は実に幸運だったと思う。
不思議な縁でチバユウスケの命日は私の誕生日だ。
これから誕生日を迎えるたび、生きてるうちにもっと応援してあげればよかったと泣いてしまうかもしれないと落ち込んでた。
でも彼のバンド名はThe Birthdayだから、私の誕生日が命日なのは誇りに思うべきだし、きっとチバさんも自分を覚えていて欲しいんだなーと前向きに考えることにした。
絶対に忘れないし、忘れられない。
だって誕生日は生きてれば毎年来るから。
最近、チバユウスケの夢をよく見る。
夢で彼はニコニコしながらレコードを聴いていた。
「レイはいい。レイは最高」
しきりにそう言ってて最初レイチャールズのことかと思ったけど、たぶんキンクスのレイディヴィスのほうじゃないかな。
目が覚めてから答え合わせをするのがひとつの楽しみになっている。
生前好きだった音楽とか、インタビューとか動画とかいろいろ調べて、自分なりにチバユウスケの輪郭をなぞっていく。
ゆっくりと、丁寧に。時間をかけて。
なんとなくだけど、チバさんが夢に出てきた日や月命日近くになると、音楽関連の嬉しいニュースが飛び込んでくる気がする。
奥田民生のソロデビュー30周年もoasis再結成も、チバユウスケが縁のある人を喜ばせるためにくれたプレゼントなのかなって感謝してる。
再結成ができるのは、生きてるうちだけだ。
頼むよストーンローゼズ。
私をグラストンベリーに連れてっておくれ。
tmge(小文字時代)のデビュー作「世界の終わり」は大好きな曲のひとつ。
主人公と対峙する「君」が飲むのがコーヒーではなく紅茶にしたのは、UKインディーロック、パブロックにルーツがあるバンドだと強調したかったからと思うけど、今となっては真意はわからない。いつか天国に行ったら答えをチバユウスケに聞いてみたい。
世界の終わりは、どんな感じ?
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