本多静六の「財産の告白」を読んで、文章の本当に力を知った
お金持ちになろう、投資をしよう、資産を築こうと思っている人
ウィーレン・パフェットやジム・ロジャーズ走っていたんだけど、実はあまり日本の投資家って知らなかった
実は去年から投資の勉強をしていて、知り合いの伝手で色んな投資家・起業家の人に話を聞いてたんだけど、共通して出てくる人の名前がある
その人の名前は本多静六
江戸時代の最後の年号である慶応に生まれ、明治、昭和と3つの時代を生きぬき、この本を書いたのは84歳のとき
日本で初めての林学博士で、東大で教鞭をとりながら節約と投資で300億円もの財産を築きました
noteのネタになるかもしれない
お金のことを書いてるから、読めばきっとnoteのネタになる
そんな邪悪で打算的な気持ちで年末に手に取った本、AmazonのKindle Unlimitedにもあってラッキーって思った
しかし読み進めるとその気持ちは一変する
え?これって現代でいうFIREでは?
先取り貯金ってこの頃からあったの?
毎日1ページの原稿を書く?これって明治のnoteでは?
これからの未来を知っていたのかと思うくらいの内容だけど、この本がかかれたのは1951年でなんと70年以上も前です
「財産の告白」をざっくりまとめると
実は本自体は結構ボリュームがあるんですが、貯蓄と投資はほぼ前半に集約されてます
質素倹約をして収入の4分の1を貯金しろ
ある程度の金額を貯めたら投資に回せ
40歳までは質素倹約に努めて投資をして、その後は好きな学問をやりたい
1日1頁の原稿を書いてそれを副業とする
これの箇条書きを見て、あなたはどう思いましたか?
1日1頁の原稿を書くって、いま色んな人がやっているnote1日投稿みたいだと思いませんか?
貯金と原稿の共通点は、毎日コツコツと継続すること
実際にこの毎日書いた原稿で書籍をだしたり寄稿をして、本多静六は80歳を超えても副収入を得ていたこととなります
「財産の告白」のおすすめ出来ない点
とても有益な本なんですが、実は読むのに苦戦した部分や共感が難しいなと感じた部分がありました
話に出てくる金額が当時の数字なので”100円という大金”と言われてもイメージがつきにくい
単語や文章が明治時代のものなので少し読みにくい
前半は貯金や投資の話だが後半は体験談が多い
庶民で貧乏をしたというが、東大主席卒業・ドイツ留学・東大教授と少し偉大すぎる
昭和に出版されたとはいえ、文章や価値観は明治のものなので少しイメージがつきにくい部分がやっぱりあります
私は東大に行ってドイツ留学するめちゃくちゃエリートにはなれない
投資先はドイツの留学で懇意になった教授から情報を聞いて成功した
事業をするときには優秀な友人や同僚に恵まれた
つまり人脈がめちゃくちゃ太いから、良質な情報が入る
本の内容をそのまま真似して、よし!って投資すると私みたいな庶民は身ぐるみ剥がされてしまいそうだと感じました
そのあたりは自分の立場や現代の価値観と置き換える必要がありそう
前に資産家の人から「良い情報は資産家のネットワークにしか来ないから、世の中に出る美味しい話はだいたい詐欺」と言われたんだけど
大人になると勉強って学ぶだけのものではない、と気付かされます
改めて「財産の告白」を全力でおすすめします
デメリットも沢山あるし、読みにくいかもしれません
それでも私はこの本をnoteを書く人、貯蓄や投資をしたいって人に全ry狗でおすすめしたい
私たちはnoteを読み、書き、価値をつけることができる
毎日コツコツ書いて来た文章は、見てくれる人がいる限り価値があって
定年退職しても、歩くのが辛くなっても、文章を書くことで収入を得て、社会とつながることができます
また”こんなに賢い人でも苦労をする”ということも、私は少し勇気をもらえた
50年後も私は文章を書いて、誰かの糧になりたい
そう思える一冊でした
文章読むのが得意な人は原作がおすすめ
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文章読むのが苦手な人は漫画や音声で聞く方法もある
実は漫画版も出ていて、時間がない人や古い文章読むのがちょっと不安な人はこっちがおすすめ
本を読む時間がない!って人は散歩や通勤時間に聞けるAudible版もあります
(私は家事の時とかによく聞いてます)
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