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フライパンで煎るだけで食べられるどんぐりとは?
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美味しいのは、スダジイとマテバシイ
少しシーズンを逃してしまいましたが、今日はどんぐりの話です🌰
日本には19種類ものどんぐりの木がありますが、
スダジイとマテバシイはあく抜きの必要がなく、フライパンで煎るだけで美味しく頂けるどんぐりなのです♪
これ、知っておくといざ食糧難になった時に身を助けてくれる知識となるかもしれません。
よく見かけるシラカシやクヌギのどんぐりは、念入りにあく抜きをしないと渋くて食べにくいです。。まぁ、頑張ればどれも食べられるのだけど。
スダジイは里山でたまに見かけますが、マテバシイは公園によく植えられており、樹名板が付けられていることも多いので見つけやすいです。
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近所の公園にて
マテバシイは常緑で、ツヤツヤした大きな葉っぱが特徴です。
葉は先に近い部分で幅が最大になり、枝先に集まってつきます。
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どんぐりのサイズも大きい!!
集まって実ったどんぐりが枝先ごと落ちてくるので判別は簡単です。
9月頃から落ち始めるので、なるべく落ちて間もない秋の間に拾いに行くのがベストです。今回私は出遅れた・・・(写真は1月中旬)
出遅れると虫に食べられたり傷んだりで中身のヒット率が格段に下がります。水に浮かべて沈んだものだけを選んで、フライパンで煎ってみましょう。
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トースターで焼いても良いのですが、焼き加減がいまいちわからないのでフライパンがおすすめです。
5分くらい煎ると殻にヒビが入ってくるので、取り出します。
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栗を食べるのと同じ要領で鬼皮を剥きます。
私は栗剥き鋏でポンポン剥いていきました。ペンチとかでもいいと思います。やりやすい方法で。
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渋皮も一緒に剥けることが多くてなんとも有難いどんぐりです。
そのまま煎りたてを食べるとほんのり甘く、素朴な栗の味がします。
ミネラルが多く栄養豊富などんぐり、稲作が入ってくる前の縄文時代は主食だったとか。山に行けばたくさん手に入るどんぐりが主食・・・争いも生まれず、心優しい日本人の精神性はどんぐりが生んだものなのでしょうか。
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シーズンオフなので打率は4割強。
殻斗が頑固で外れないものは大抵ダメでした
どんぐりクッキーのレシピ
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そのまま食べても美味しいどんぐりですが、さらに美味しくいただくためにクッキーを作ってみました。
材料
マテバシイの中身135g
米粉135g
きび糖60g
ココナッツオイル80g
豆乳20g~
塩5つまみ
ワークショップ参加者の子供たちにプレゼントしようと思っていたので、アレルギーの心配がないよう、小麦・卵・乳製品不使用のレシピにしました。
もちろん小麦粉、卵、バターを使っても美味しくできると思います。
ポイントはどんぐりの風味をちゃんと味わえるよう、どんぐりと粉の比率を1対1にすること。
はちみつは加熱すると毒性が出るので、使わない方が良いと思われます。
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フードプロセッサーまたはミキサーでマテバシイの中身を粉砕してパウダー状にします。あとはこれにその他の材料を入れて混ぜれば生地は完成!
生地のまとまり具合をみて豆乳を随時足してください。
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この状態で冷凍保存可能
あとは好きな形に成型して、170℃のオーブンで15分焼くだけ♪
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30個以上はできました!
子供たちにも好評で嬉しかったです。やっぱりクッキーはテンション上がりますよね。
和製ヘーゼルナッツことカヤの実
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トッピングに使ったカヤの実ですが、これはどんぐりではありません。
緑色の果実の中に入っていて、ヘーゼルナッツに近い感じです。
この状態でパスカルに売られていたものを購入しました。
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カヤの実も同じくフライパンで煎って食べるのがオススメです。
ちょっと焦げ目が付いてきたら引き上げます。
私は半分トースターでやって焦がしすぎてしまい、失敗しました・・・勿体なかったなぁ💦
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この子の大変なところは、マテバシイと違って渋皮が超絶剥きにくいところ。。ぴったり張り付いているので渋皮も栗剥き鋏で剥いたのですが、頑張って剥いても全部とりきるのは無理な感じ。
多少残っていて渋くても、大丈夫だぁ~!位の懐の深さを持ち合わせている方におすすめです(?)
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大木にならないと実ができない貴重なカヤの実。
こちらも実際に拾ってくるところからぜひやってみたいと思います。