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「いいね」を押すだけで留めない。- 好きの発掘作業 -
SNSには「いいね」を残すことが出来るものが多いですよね。
Twitterやnoteならハートマークをタップして、Instagramなら画面をツータップ。
自分の気持ちを表すにはとても単純で簡単な作業。
記事やツイートにいいねを貰えると凄く嬉しいし、誰かが見ていてくれているという安心感を私は感じたりしています。
転職に向けた自己分析をしながら、自分の好きを発掘する作業をしていたのですが、これが案外難しくて。
好きだと思っているものなんて、簡単に見つけられそうなのに、意外と自分が何を好いているのか分からなかったんですね。
そんな事を考えているうち、Twitterであるコメントを見つけました。
私はBTSが好きで、BTSの情報を追う為のTwitterアカウントを持っており、そこにはファンの方が描かれたイラストや漫画なども有るのですが、あるイラストに「〇〇さんの描かれるイラスト、とても好きです!」とコメントが付いていたんです。
自分もそのイラストにいいねを押していたので、気持ち分かる~と思ったのと同時に「このコメントを残した方は、イラストの何処に惹かれたのだろう?」と疑問が湧きました。
その疑問は自分にも向きました。
私は、この作品の、何に惹かれたのだろう?
改めて考えてみると、好きの理由をちゃんと考えたことが無かった事に気づきました。
簡単にいいねを残せるからこそ、そこに敢えて思考を結びつけることは、自分を知ることにもなるんじゃないだろうかとも思いました。
いいねを押した投稿、記事、イラスト。その何に惹かれたのか。私の脳は、ハートをタップするまでの一瞬で、何を考えたのか。考えなくても簡単に表現出来ることを、敢えて理由を付けて考えてみる。
これって自己分析と同じだなぁと思いました。敢えてやらなくてもいいし、やらなくても生きていけるけど、やったらやった分だけ自分を理解して、自分の未来を描きやすくなる。
実際に好きを言語化するのはとても難しいです。
いいねを押した記事を見返しても、これが何故いいと思ったのか説明するのは難しい。何かいいな、何か綺麗、可愛い、そういう気持ちで片付けてきた好きが沢山あるってことですよね。
イラストなら配色が好きなのか、構図が好きなのか。小説なら文章の言い回しが好きなのか、構成やトリックが好きなのか。好きの理由は様々で、どれも正解だと思います。間違いなんてない。
だからこそ、敢えてその好きについてもっともっと深堀ってみる。頭使うけど、きっとそれを考える過程って凄く楽しいだろうなって思います。
いいねを押すのは好きだけの気持ちじゃないかもしれないし、読んだよとか投稿お疲れ様とかそういう気持ちも含まれてるとは思うんだけど。
きっと何かプラスの気持ちが作用して、その指先がハートを押すんだと思うから。
「いつもいいねをありがとうございます!」
という気持ちと同時に、私の残した言葉がいいねを押してくれた方の心のどこに作用したんだろうって、聞くことが出来たらいいのになって、ひとりで想像してニヤニヤしています。
おわーり。