毎日投稿6/12のヤジリンの作意解説

毎日投稿で出題した以下の問題の解説をします。個人的にぜひ理詰めで解いてほしい問題です。

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この問題の作意

(解き方の解説のみが見たい方は飛ばしてください)

「黒マス2択の手筋、もっとうまく使えないかな〜。」

個人的に頻繁に使う手筋(?)として黒マスの2択にバツをつけておくというのがあります。これはヒントの情報を見返しやすくするという意味でまあまあ便利です。

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例えばこんな風にバツをつけておけば、いちいち←3を見返さなくてもバツを見ることで「あ〜ここは1本通るから〜」というのを思い出しやすくなります。

ただ、この手筋のポテンシャルはそれだけではないとも思っています。

この手筋のポイントなのですが、この黒マス2択のバツは線が通らないという意味で普通のバツとなんら変わらないものです。なので出口の手筋(ペンシルパズルwiki参照)と相性がよく、黒マスの2択の周りに現れる白マスの多くは説明できます。

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こんな感じで周りに出てくる白マスをいちいち黒マスの2択から考えずに処理できることが多くて便利です。

また偶端との相性もよく、例えば以下の↓1↓1は偶端との合わせ技でもよく出てきますが、バツをつけておけば真ん中を線が通るか通らないかの2択であることは見て取れます。

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まぁでもこの程度。手筋として上のいくつかの形を覚えている人ならば、このバツ印にそこまでありがたみを感じることも少ないかもしれません。……いやそんなことはないもっと活かせるはずだと信じて、今回の問題を作るに至りました。使う手筋はこいつと、ちょっとした局所手筋をいくつかと、偶端と小ループ禁。

解説

この問題は中央の仕掛けが要です。見やすくするために余計なヒントを除きます。

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まず出口の手筋→黒マス2択→出口の手筋

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続いて1in辺1×3の白マス。T字充填からも説明できます。

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もう一度、黒マス2択と出口の手筋

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ここがこの問題の推しポイントです。ここまで散々黒マスの2択を使ってきたことで壁が見えて、大域小ループ禁が使えます。

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さらにバツ印は偶端にも力を発揮します。→1を見ると片方は奇数本となり矛盾。

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ということでこのようになり、あとは偶端とかちょっとした白確定とかで埋まります。

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途中経過

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解答図

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以上です。読んでいただきありがとうございました。