ヤジリン早解き理詰め探し3月②
青い厚揚げ氏が毎月2回主催されているヤジリン早解き大会3月②の問題でlilvaが使った解答手順です。理詰めの理解を深めるのにご活用ください。あくまで自分の解いた流れに過ぎないのでその点読む上でご注意ください。
……理詰めはいいぞ。
リンクと問題画像
埋め(ペンシルパズルWikiの応用手筋くらいまででわかる場所)
初手は左下部分の↓3から。2択の黒にバツ印をつけておくと後で思い出しやすいのでおすすめ。2択の黒の周りの白マスが決まります。
一番下の←3に注目して辺の定理。
ここは分割充填の使い方によっていろいろな進め方がありますが、例えば以下のように分けます。
分割充填で一番よく使うのが2×3に黒マスは2個っていうやつです。あまり頻度は多くないですが以下のように白マスを決められることもあります。
そんな感じで左下部分が(ほぼ)埋まりました。次は右下部分に行きましょう。
初めにここの大域小ループ禁を使っておくと楽になります。
あとは左から順にほぼ基礎手筋で埋まっていきます。唯一応用レベルなのは以下の場所でしょうか。特に辺まわりで頻出の形なので、覚えて損はないやつです。名前ないかな。
埋め埋め。
右下部分が埋まったので今度は右上部分。まずさっきのやつ+壁際定理です。
今回一番の難所である↑2↑2の分割充填です。上下が空いてるのでnn手筋は使えません。切り方はいくつかありますが、次の少なくともどちらかは使う必要が出てくると思います。
(A)真ん中部分
(B)下の部分
例えば(B)を使って上下から切ると以下のように分けられます。
2択の黒の周りの白マスを埋めると最終的にこのように分けられます。
さらに少し難しい禁止形に注意すると、ここは実は2択であることがわかります。
左のパターンは隣の↑2が入らなくなるので右のパターンであることがわかります。
あとは隣の↑2の2択を考えると片方は小ループになってしまうことがわかります。
てことで進みます。右上隅に出てくるこの先読みはたまに見かけるやつ。
そのまま右上部分を埋め切ったらあとは左上を右から順に一気に解き切って完成。
<解答図>
今回の問題は分割充填メイン+比較的軽い2択の処理、右下と左上はスルスル進むようになっていて青い厚揚げ氏の優しさが入ってる気がしました。これくらいの難易度も楽しい〜。
……ん?2択の仮定が理詰めかどうか?どうでしょうね?