ワンピースを着る 夜の映画館
2024.9.14.土曜日
7:00-13:00のコンビニバイトに行った。
いつものように寝不足で身体がダルい。休憩なしで6時間だ。このダルさにもう慣れた。朝が早いと前日の睡眠すらも義務・労働に含まれているタスクに思えてきて、先延ばしにしたくなる。
早く寝ないと翌日の自分がきついだけなのにねー
バイト先についたら苦手な人がいた。この世でこんなに苦手な人はあとにも先にもあなただけってくらい、わたしが苦手な人だ。逆に運命かもね〜
わたしがシフトを確認していないせいで心構えができていなかったから、まんまと面食らった。頼むからあまり話しかけないでくれ!と祈るばかり…
面食らった影響でレジの金額を打ち間違えたり揚げ物の数を間違えたりしてしまった。
祈りは虚しく、そのコンビニの中で彼が目ざとい指摘屋さんでわたしがげんなり屋さんになる。彼のくどくて長い説明を、わたしは虚偽の反省の苦笑いを顔に張り付けてなんとかやり過ごす。
…
バイト終わった!長かった!よく耐えたよ!!
今日は映画『きみの色』を観に行く。これだけを心の支えとしていた。
今からの上映時間を調べたら21時過ぎの上映しかなかったけど、この時間帯に映画館に行ったことがないから楽しみだ。
朝ご飯を食べずにバイトに行くので帰ってくる頃にはいつも飢餓状態だ。この日は米を炊く時間も惜しくて、前に買ったセブンの蒙古タンメンに急いでお湯を注いだ。その間にキャベツの千切りと、きゅうりにごま油と醤油で味をつけたやつを作った。申し訳程度の生野菜たちである。
飢餓状態から回復するには蒙古タンメンでも足りなくて、食後にプチシリーズのチョコチップクッキーを一袋一気に食べた。とにかく赤いパッケージの食べ物を寄こしやがれ という気持ち
上映時間が21時過ぎだからって油断したよね。
不健康な満腹感と寝不足由来のダルさでうつらうつらとし続けていた。
とほほ、夜ご飯を食べる時間もなく出発の時間が迫ってしまった。
ちょっとお腹が空いたけど今すぐに食べられるものがハーゲンダッツの抹茶しかない。小腹を埋めるためにハーゲンダッツを食べるなんて… でも背に腹は代えらん すまん
服を決めるか!
この間、妹と一緒にセカストに行ったときに手に入れた半袖のシャツにタンクトップ型のワンピースとズボンを重ね着しようと思ったけど、ズボンなしで行ってみようかな。ワンピースは単体だと太ももが出るくらい丈がかなり短いが、夜だし!人気も少ないだろうし!
ミニスカート丈のものを着るのは実に10数年ぶりかもしれない。そもそも身長が低くて脚の形がコンプレックスだし、高校生のときに歌を歌いながら立ち漕ぎをしようとしたら片足を滑らせて派手にこけた(ダサすぎ)ときにできた小さくない傷跡がまだ残っている。
それ以来ショートパンツすら履くのが憚られるのだが、一周回ってどうでも良くなってきた。
脚が太かろうが細かろうが、傷跡があろうがホクロがあろうが、着たい服着ればよくね?あと思ったより誰もみてないから!
ハッタリをかまして勇気を出すためのゴタ御託をたくさん並べて、意を決して着ていたズボンを脱いだ。
やはり足がスースーして心許ないので、使い古したペラペラのヒートテックのスパッツを裁ちばさみで短く切ってワンピースの下に履くことにした。これでひとまず足のスースーが軽減
やばい!電車の時間が迫っている。
駅まで走っているとき、ズボン分の重さがなくなって足がすごく軽くてびっくりした。
あとペラペラとはいえヒートテックのスパッツだから走ったらめっちゃ暑い。
映画館についた。わたしを含めて4,5人くらいしかいなくて、しかもちょうどいい真ん中の席を買えた。映画を観るには万全の状況だ!
『きみの色』を観た。
水金地火木土天アーメン🎶
反省文もすき
キャラクターの耳が小さくてかわいい
みんな悩むことがある。青年期のはじまりの不安定さと鮮やかさをそれぞれを抱えながら、しかしそれでも音楽をしているときは一段とパチパチ輝いていた。
ひとつひとつのシーンを思い出して、たくさん噛みしめたい。もう一回観たい。
何気ないシーンでも、なんか良かったな。
例えば制服から部屋着に着替えるシーンがあった。制服を脱ぐときの所作とかそれによってもたらされるしわとか、なんか凄かった!!
わたしも制服を着ていた時期があるので懐かしくなった。
好きな映画!また観たい。
1日の始まりはつらかったけど、この映画のおかげで全部回復した。やった!