もう二度とあの日々はやって来ない
家族でもない、恋人でもない
友人でもない 大切な人が死んだ
ただのファンだけど、0じゃない関係値が悲しみを産んでいる
20歳まで、死というものを経験してこなかった。
家族もペットもすんごく長生きでずっと元気でいてくれてるおかげで
幸せな事だよ、でも心のどこかで怖かった。
大人になればなるほど、慣れるのに時間がかかる気がする。
歳を取ればとるほど、新しい経験は心が痛いんだろうと、なるべく早く経験したいとも思っていたよ。
でも誰か死んでも大丈夫な人なんていないから。
今まで散々別れはあった。
初めてできた恋人とか、地元の友達とか
それなりに辛かったけどまたいつか会えるって言う確証のないいつかが良いお薬だったみたい
もう二度と会えない
もう二度と声が聞けない
唯一何をしても許される場所
どんなに叫んでもあなたはもうこちらを向くことは無い
タオルで顔を覆って、涙を流しながら大好きな音楽に触れる
上を向けば、大丈夫だよって言ってくれてたのに。
死ぬくらいなら頑張らなくていいって言ったのは貴方なのに。
こんな世界において行くなんて、ずるいよ
優しい貴方は誰に優しくしてもらっていたのだろう
ファンが増えると同時に悩みの数も増える
それでも一つ一つ大切に答えていた。
私もその1人だった。
もう死んでもいいかな。そう思った時、家族でもない友人でもない恋人でもない、分かってくれるあなたの存在が暖かかった。
そちら側が手を差し伸べてくれてもこちらから同じ事は出来ないそれがなんとも悔しかったよ
孤独を感じていたのではないだろうか
目の前に見える景色で一瞬は満足したかもしれない
もう想像する事しか出来ない
問いかけたって答えは無い
死人に口なし
もう居ないんだこの世界に
もう生きた言葉は聞けない
後悔してももう遅い