リリズスポーツクリニック

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五反田スポーツ整形リリズスポーツクリニックです ダンサーのサポート情報をお届けしています ダンサーの身体のこと・動きのこと 解剖学や運動学の視点から

最近の記事

ヒップヒンジはなぜ重要なのか。

股関節は、球関節の構造を持ち、下肢の中で最も自由度の高い関節です。その大きな可動性を上手に利用できないと 膝や腰を動かしすぎることで代償しようとしてしまいます。 つまり、股関節の動きが悪いと、膝や足関節、腰椎の障害にもつながっていくのです。 股関節を上手に使うためには、正しく保たれた腹圧と安定した脊柱・骨盤帯が不可欠です。 ヒップヒンジとは、この球関節である『股関節から曲げる』という動きになります 体幹を安定し股関節だけをしっかりと動かす『分離運動』ができるかというのは

    • ジュニア期に伝えたいこと

      ジュニア期に正しい動作を覚えることは、障害予防やパフォーマンスの観点からも非常に重要です ゴールデンエイジと呼ばれるこの時期 神経系の発達が良く伸びる時期でもあり 身体の位置感覚や姿勢への意識を高める事でバランス能力やコーディネーション能力が飛躍的にアップする時期でもあります。 その分間違った動作も吸収しやすい難しい時期。正しい動作指導が大人以上に大切です。

      • 足裏のアーチについて

        足裏のアーチについて。 足には内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチがあります。 正しいアライメントと筋肉の使い方を学び、動作に生かせるとよいですね。 ****************** 足部内在筋の機能を上手に利用できれば、アーチが保たれるはずです。 しかし、アーチが過剰に低下してしまう要因は単なる足部内在筋の機能低下だけではなく、重心の位置、アライメント不良や筋機能低下など多様に考えられます。(股関節外旋筋がうまく使えない、膝が捻れているetc...) 根本的な原因

        • つまさきを伸ばすことについて

          「つま先を伸ばす」ことについて。 「つま先を伸ばす」= 足関節の底屈、前中足部の底屈運動、横アーチの増加 上記の機能の不足を無理に補おうとすると、 ・足関節底屈位で踵骨が(アキレス腱で)後方に過度に引き上げられること ・足趾の過剰な屈曲運動 などの代償が誘発され、 #後方インピンジメント症候群 #三角骨障害 #長母趾屈筋腱炎 などの後足部の怪我に繋がってしまいます。 正しく「つま先を伸ばす」を理解することが、美しく、身体にかかる負担が最小限な状態でパフォーマンスするこ

        ヒップヒンジはなぜ重要なのか。

          膝のお皿を引き上げるということ

          膝のお皿を引き上げるということ。 立っているときは、太もも(大腿)の前側の大腿四頭筋 と後側のハムストリング が共同で収縮し働くことで立位の安定性を高めていますが… 反跳膝 などで膝が過伸展に入っている場合、骨や靭帯の支えに頼りきった"関節に乗っかった"立ち方になっている場合が多いです。 大腿部の筋肉の共同収縮による安定性が保たれていないと、靭帯や骨にかかるストレスはとても高くなってしまいます。 お皿を引き上げて立つというのは 大腿四頭筋の筋収縮をしっかり利用して膝蓋

          膝のお皿を引き上げるということ

          捻挫とお尻の話し

          前回の記事で外側荷重タイプは ・中殿筋  ・外旋筋  ・内側広筋  ・腓骨筋  ・アーチを作る足部の内在筋 これらの筋力が弱かったり使えてなかったりする場合が多いというお話をしました。 今回はそんな外側荷重タイプにおすすめのトレーニングをお伝えします その中でも今回はお尻に焦点を当てて まずは 中臀筋 この筋肉は片脚で立った時に骨盤を安定させる為にとても重要な筋肉です お尻の横につくこの筋肉が働かないと 骨盤が傾いて重心が横に流れてしまい真っ直ぐに軸

          捻挫とルルベ

          ルルベ中に脚を捻挫した バランス、ピルエット中に足をひねった 常にポワントやルルベなどで踊り続けるバレエダンサー、新体操にはとても多い怪我の一つです 私もつい最近ルルベ中に足をひねり捻挫を起こし足の外側「二分靭帯」を負傷しました 足を小指側に捻るような内反捻挫では、前距腓靭帯・踵腓靭帯を痛めることが多いですが ルルベやポアント動作といった過度な底屈位でバランスをとるバレエダンサーや新体操選手、ヒールを履いて踊るようなダンサーはこの二分靭帯を一緒に痛めることが多いです

          リリズの想いと自己紹介

          こんにちは。リリズスポーツクリニックです。 「ダンサーのサポートがしたい」 その想いを温めていたメンバーが集まって 2020年11月15日 五反田の地でスタートしました。 自身も器械体操の選手であった院長 バレリーナを目指していた理学療法士 新体操に青春を全て捧げた鍼灸師が ダンサーが抱える身体の悩みの解決法を治療やリハビリを通して日々伝えています 自身も経験したからこそ分かる 怪我の辛さ スポーツの厳しさ バレエダンサーとして生きることの難しさ その経験

          リリズの想いと自己紹介