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きのこの誘惑
人生初のきのこ狩り(自分で収穫するってこと)。
2年前にブックブックこんにちは「キノコについての本🍄」の回を聴いていてもたってもいられず、きのこの師匠にすぐさまDM。しかし昨年は夏の暑さが響いてきのこがあんまり出てないとのことで行けず。
番組内で神さんが紹介していた『きのこのなぐさめ』(ロン・リット・ウーン著/みすず書房)を読み、なぐさめられつつ待ちました。
そして今年。満を持しての初きのこ狩り。
やぶを掻き分け山を歩くだけでも楽しすぎるのに、たくさんのきのこが迎えてくれて感激。ビギナーズラックか? いやこれは師匠のおかげです。
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私には食べられるきのこと見分けがつかない毒キノコも近くに生えてたりして、やっぱりシロウトには簡単に手が出せないなあと勉強にもなりました。
たくさんのきのこを実家に持ち帰ったら、父が大袈裟でなく目をまんまるくして「おまえが採ったなんてウソだろ!?」と。きのこ熱に火をつけてしまった。そして夜に作ったきのこ汁はウマイウマイと3杯お代わり。あんなにキラキラした目をする77才はじめて見た。笑
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きのこ狩りしてきたナラタケをペペロンチーノときのこ汁に。なんというしみじみした旨み。山の恵みに感謝。
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一週間後、父親からLINEに送られてきたバケツいっぱいのきのこの写真。やはりじっとしていられずに山に行った模様。返信したのにすぐさま電話も来た。よっぽどうれしかったんだと思う。きのこがまだ出ていてよかった。思いがけず親孝行した気分。
そして、きのこ狩りの楽しみをもうひとつ。
それは図鑑でしか見たことがなかったきのこたちとの遭遇。ツチグリを見つけたときの感激たるや。興奮が止まらない。
なかには毒きのこもあるけど見るだけならほんとにかわいい。そりゃあ絵本に描きたくもなるよね。
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結論。
きのこ狩りはクセになります。