性自認に関する短いエッセイ
私は生物学上女で、性自認も女で、いわゆるヘテロセクシュアルなのだが
時々無性に「女」であることが嫌になる。
生理のときとか、女性特有の嫉妬とか、マウント取りそうになっちゃったときとか。
中でも一番イヤなのは、社会で言う「女の幸せ」を掴んだ人に対してものすごい劣等感を持っちゃうとき。
ただ落ち込むだけならいいけど、「女の幸せ」を掴んだ人を妬ましいって思うのは
あまりにも醜い。
自分自身にも、私の大嫌いな「女」の部分がある。
私自身も紛れもなく「女」なんだ。と認識せざるを得ないと女でいることが死ぬほど嫌になる。
私はバイセクシュアルではないとは思うけれど、性別という概念にあまり興味がない。ていうかもう女だからとか男だからとかめんどくさい。社会的役割とかどうでもいい
女か男である以前に「人間」だし「わたし」なんだよな。みたいな。
でもどんなに社会的な性別概念を否定したって、生物学的概念からは逃げられないんだよね。
女性ではなく 染色体XXの生物 であることからはどーやっても逃げられないんだよね。
どこまで行っても人間であり女なんだよなあ。と思わざるを得ない。
あーあー。
めんどくさいなあ。
別に私は男になりたいわけじゃない。
だけど女でいるのも時々死ぬほど嫌。
わがままなんだけど、何も縛られないで生きてみたいね。