『日本人が分かりにくい中国語文法~形容詞の繰り返し用法の決まり~』
大家好!こんにちは!
Lilian中国語スクールです。
さて、突然ですが、中国語には马马虎虎”(mǎmǎhǔhǔ)
という単語があります。
あいまいな感じを表現するときに使えます。
この単語の原型は【马虎】になりますが、
強調して使う時にこの繰り返しの用法を使います。
このように形容詞は、繰り返されて使われることがあり、
繰り返しのパターンには3種類あります。
1)AABB
2)ABAB
3)ABB
では、それぞれのパターンを一つずつ見ていきましょう。
1)AABB
1.整整齐齐(zhěng zhěng qí qí)
例:被子叠得整整齐齐的。(布団がきちんと畳んである。)
2.安安静静(ānānjìngjìng)
例:安安静静地坐着。(静かに座っている。)
3.断断续续(duànduàn xù xù)
例:平和谈判断断续续还没了结。(平和交渉はとぎれながら続いてまだ結着をみない。
4.漂漂亮亮(piào piào liàngliàng)
例:今天过节,孩子们都穿得漂漂亮亮的。(きょうは祭日なので、子供たちは皆きれいに着飾っている。)
5.清清楚楚(qīng qīng chǔchǔ)
例:这一点在声命里说得清清楚楚。(この点は生命にはっきりとうたわれている。)
この繰り返しされた形容詞を直接入力してもでてきません。
意味を調べるときは、必ず“清楚“と元の単語に直して意味を調べてください。
また、形容詞の繰り返し表現になりますが、
動詞の繰り返し表現とは違ってきます。
例えば、“暖和”(nuǎnhuo)(暖かい)という単語があります。
分かりにくい点は、この単語にはは動詞も形容詞もあるということです。
形容詞の場合には、上記の例と同じでAABBなので“暖暖和和”となりますが、動詞の場合はABABとなり、“暖和暖和”となります。
形容詞の“暖和”—屋子里暖暖和和。(部屋の中は、暖かい。)
動詞の“暖和”——挨着火炉子暖和暖和吧。(ストーブのそばに寄って
温まりなさい。)
つまり、“暖暖和和“なら形容詞、”暖和暖和“なら
動詞として使っていることが分かります。
2)ABAB
雪白雪白(xuěbáixuěbái)
雪白雪白的新衬衫chènshān(真っ白いシャツ)
冰凉冰凉(bīng liáng bīng liáng)
冰凉冰凉的水(氷のように冷たい水)
3)ABB
绿油油lǜyóuyóu
绿油油的韭菜。(青くてつやつやしたニラ)
白茫茫báimángmáng
冬天一下雪,这一带的牧场就变成一片白茫茫的雪原。
(冬に大雪が降ると、このあたりの牧場は見渡す限り銀世界になる。)
いかがでしたでしょうか?
教科書では、たまに出てくる程度ですが、
小説を読んでいると情景描写などに“雪白雪白”なんかはよく使われています。ある程度決まり文句なので、使えるまでに至らなくても、聞いてわかる、見てわかる程度でもよいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
今後とも、引き続き宜しくお願い致します。
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