ちっぽけな世界なら / 椋子
今日もまた 重たい瞼を開いて
心と体がバラバラなままあの場所へ
優しさをプレゼントしたかったのに
言葉は荒々しくなるばかり
頑張りたいのに体が動かなくて
笑いたかったのに涙が出た
何のために生きてるのか
分からなくなる日ばかりで
休むことを選んだ時にはさ
優しさを取り戻せるかな
こんな生きづらい世界でも
どん底にへばりついてても
僕は歌を歌うよ
いつでもここで待っているよ
抜け出せない狭い部屋に
小さな喜びが転がっていたら
それを拾い集めて
好きな場所でばらまいたら
美しいでしょ
あーほらまた 頭の中ささやいてる
「辛いならやめればいい」
「変わりはいくらでもいる」
「逃げちゃえばいいだろ」
実はそんな悪魔に
救われた僕がいる
だけどね それだけじゃないんだ
僕には僕にしかできない
何かがあるってことを信じている
信じてなきゃやってられないでしょ
こんな生きづらい世界でも
間違いだらけかもしれないけど
信じ続けたものはいつだって
正解に変わり得るからさ
抜け出せなくなるくらいに
考えすぎる必要はないから
大抵のことはきっと
ちっぽけなんだって思えばほら
笑えそうでしょ