月齢11・うお座→おひつじ座|シャトー・デ・ゼサール ブラン2021(フランス ベルジュラック)
私はワイン造りでは絶対に金持ちにならないし、なれない。なぜなら、こんなハイコストパーフォーマンスのワインをこの地域で他に誰が造っているのだろうか?それが私の絶対的自信である。それが出来るのは、私がワインの仕事自体がとても好きだからであり、また職人にはなれるがビジネスマンにはなれないからだ。
21世紀はもうテクノロジーの時代ではない。そもそも私のワインはテクノロジーに頼らない。そのために葡萄造りにひたすら専念する。つまり化学肥料を一切使わないで畑の土にできる限り手をかける。それが私の意味する自然を尊重することに他ならない。
私は、ワイン造りは90%が自然の力によるものだと信じている。そして残りの10%は理解できない未知の部分を持つ。私にはその10%の未知の世界が面白くてしかたがない。
私のワインはどこのコピーでもない、私のワインなのである。
それはまるで料理つくりと同じである(注:彼はかつて料理人でした)。よい材料が肝心で、さらに個々の料理人の味わいが出る。テクノロジーに頼ると品質が画一化してしまう。私は最高の畑を持っているし、自然だけを相手に働くので、各品種が個々の個性をもったよいフルーツを造ってくれる。
(オーナー:パスカル キュイセ)
▶生産地情報
▶このお酒を選んだのは?こちらも合わせてお読みください。
360日のアリアで何も書かなかった理由が、ここで判明。
「ワインに語らせる」とはこういう事か。笑