360日のアリア|0928
◆ー leading(読取)
三つ豆の四方を囲む、立方体の中に閉じ込められた男たち。理想郷などどこを探しても存在しないと知った時、絶望の顔でわらっていた。示された神の道に絶望しかなかったとわらったのだ。わたしたちはそれを見て大いによろこんだ。そう。神などこの世にはいない。神はすでに殺されてしまったのだ。わたしたちの手によって、亡き者にし放り込んだ。断罪の天月の中に。
(秦氏の元主)
◆― aria(詠唱)
詩人の嘆きを多くの人へ届けよう。理想郷に満ちるこの國の、那覇の輝きを求める、多くの人々へ。天は月を宿し、太陽を粛清する。心の多くが閉ざされた、あの天月の祭祀たちを救えと。
(LILARIA)
外伝1
■アフターリーディング
淡々と得るものを得るだけの毎日に飽き続け、テクノロジーの素晴らしさもいまや当たり前のものと変わった。
たくさんの人々が死に向かう自分を想像できず、曇り空の仕組みさえまともにしらないまま生活している。
何かを得るために、働き続ける人々
何を得たいのかを分かる人も少なくなった
ただただ神の放棄を見続けている
もう私には何もできない
あじさいの花のように咲き誇ることもない・・・
(秦の主)
■ Aria
はじまりの
のにさくはなに
きよめられ
いちきのかこを
ともにいきよと