360日のアリア|0923
◆ー leading(読取)
始まりの野に咲く花をひとつ、わたしたちは摘む。
天と地が争うために準備をし、頬に色を挿して頬を嬲り合う。
理想郷のための戦争は果てしない期間続き
理想郷になれなかった大地は荒廃した。
私たちの戦争の歴史は、幕をおろすことも消すことも、なかったことにして幕自体を消すことも不可能です。さようなら大地の民よ。ここに碑石を残し私たちは去るのみ・・・
(リグ・ヴェーダの王位継承者より)
◆― aria(詠唱)
恐れを見て
恥を知れ
理想郷などなかった國に
理想郷を格好よく造るという
果てしなき妄弁の言羽は
往き去りし北欧の民たちへ
棒鋼の木屑をばら撒いたのみ
(LILARIA)
妄弁・・・もうべん
言羽・・・ことはね
棒鋼・・・ぼうこう
参考:
▼アビマニユ
インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する人物。主人公の1人であるアルジュナとスバドラーの息子。クルクシェートラの戦いにおいて大いに活躍したとされている。アビマニユの意味は「恐れることなく(アビー)怒りを抱く(マニユ)」