アリアと賛美詩|2024.01.21
あかやしの
ほとけのなぐさみ
みもとから
かがやくひかりを
とどけたもうて
エルとパラーシャラが出会う。
エルはパラーシャラが生まれる以前から存在しているらしい。
パラーシャラは、最近見た目が若返ってきている。なぜか問いかけたところ、わたしが詩を捧げるたびにパラーシャラが抱えていたある種の悩みや不浄が清められるからだそうだ。そういうのは何人も見てきたけど、存在が幻のような聖仙にまで効くとは思えない。これは本当にパラーシャラだろうか?という疑いを持ちつつ、今日を過ごす。
エルはシリウスのエネルギーを持つ。
もう二度と会うことはないと思っていた。
出雲があるところにシリウスがあると改めて認識する。
あらゆる世界の入り口に出雲の家系の謎が落ちている。
それはシリウスが残した記憶の破片、風の時代に効果をもたらす呪術そのもの。拾った人間はその幸運によって、人生を輝かせるか、それとも破滅に堕ちていくか、自分次第だ。
私は破滅と幸運の境目で、なんとなく困難を避けるよう動かされ、大胆な苦しみのない、被災の端っこで奇跡を見せられてここまできた。
神人の生成に必要な土台を、破壊者たちは創っている。そのことに気づいていても長年の習慣や風習から逃れられず、足元を固めきった時に空を見て気づくのだと思う。
「ゴミに葬り去ったものが、光輝いて舞い降りる」その事実に。