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不幸になる生き方 by 勝間さん

書く習慣1ヶ月チャレンジ15日目。
今日のお題は「誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ」

まずいです。前回、「これまでに夢中になったモノやコト」のお題で、オススメしたいドラマについて書いてしまいました。先を見ていなかったことがバレてしまいます・・・

気を取り直して、私がオススメしたい本について書きたいと思います。
勝間和代さんの「不幸になる生き方」。私の人生を変えてくれた本です。

今から十年前、私、とても不幸だったんです。上手くいかないことだらけで、それを周りの人のせいにして、悶々としていました。何でも他人のせいにしていたというお話しはこちらでも書きました。

JALが経営破綻して仕事を辞めて、でも急に働かなくてはいけない事態になって。その働かなきゃいけない事態になった原因で既に打ちひしがれていたのに、転職活動も全く上手くいかなくて。転職エージェントにお世話になったのですが、自分と同い年くらいの女性で、彼女が紹介してくる仕事が、これまでの年収の下手したら1/3くらいの仕事ばかり。たまりかねて、もう少しマシな仕事はないのかと言ったら、「あなたの市場価値なんてこんなものですよ」と言われ、、、

何で私ばっかりこんな目にあわなきゃいけないんだって、その原因を全て周りの誰かにぶつけていました。苦しくて、苦しくて、救いを求めていた時に出会ったのがこの本です。

「不幸になる生き方」。まずタイトルが衝撃でした。不幸だったので、、、
これは、勝間さん自身が、離婚や転職などを経て、試行錯誤しながら辿りついた幸福だと思えるまでの道のりを研究した結果が詰まっています。しかも、どうしたら不幸になるかを明らかにして、不幸になる生き方を避けるための法則を編み出し、スキルとして日常生活の中で無理なくできるように仕組み化する、といういかにも勝間さんらしいやり方です。

この本の中で、勝間さんが不幸になる人として上げているのが、まさに「他責の人」なのです。ずばり、当時の私です。読んでからしばらくは、あまりにもショックで立ち直れませんでした。

勝間さんは、「成熟=リスクを取る」という川が流れていて、その右岸にいる人を「他責の人」、左岸にいる人を「自責の人」と呼びます。他責の人は、自分が「いい子ちゃん」になりたいので、何かにつけて「あなたのせいだ」「私は悪くない」という姿勢が、言葉のコミュニケーションにしても、態度や表情といった言葉以外のコミュニケーションにも表れるといいます。そんな人と親しくなりたくないですよね。他責でいることで、結局、嫌われて損をするのは自分なのです。

さらに、他責の人でいる限り、自分には非がないと思っていられるので楽かと思いきや、そうではないのです。他責の人でいる限り、自分の人生に起こる出来事の原因は他人にあるので、自分で自分の人生を切り開くことができません。言い換えると、他責の人でいることは、すなわち、不幸への対応能力を磨こうという意識が欠如している状態で、現実を自分の力で変えることができず、ますます現状に不満がたまり、ますます不幸になっていく、という無限ループにはまっていると言うのです。

苦境にいる時に、「これはあいつのせいだ」「社会のせいだ」と、責任転嫁の心でいる限りは、右岸のダークサイドに引き込まれてしまう。多くを学ぶ必要があるのに、逃げてしまう。仮に結果が伴わなくても悩み抜けばいい。他人に責任を転嫁して気楽な気持ちでいるよりも、自分の責任だと受け止めて、悩み抜くことが大事。悩んで、悩んで、悩んでいくと、ふとどこかでリスクの川を渡れるようになる。

不幸になる生き方 勝間和代

結局、自分のリスクは自分しか引き受けられないのです。自分には、不幸に対応する能力すらないということに向き合わなくては、前に進めないのですね。きついですが。。

今回、この本をオススメするにあたり、改めてこ読み返してみました。あれから十年。この本がまさに私の出発点だったのだなと思いました。今の自分は左岸にいるかなと思えることに、幸せと感謝を噛み締めています。


#書く習慣1ヶ月チャレンジに挑戦しています
Day15: 誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ

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