温かくて優秀なバングラデシュの人々
書く習慣1ヶ月チャレンジ26日目、その①
今日のお題は「今日1日にあったモヤッとしたこと」です。
只今、出張でバングラデシュに来ています。出張に出るとどうしてもちゃわちゃと忙しく、投稿が空いてしまいました。今回は一日にあったことではなく、バングラデシュに来てモヤっとしたことをお話しできればと思います。
バングラデシュに来るのは初めてです。来る前の私が持っていたのは、インドの北東、イスラム教の国、人口が多いなどなど、ありきたりのイメージしかありません。
インドやネパールの人は日本にもずいぶん多くいますし、仕事上でも直に交流する機会があるので、私の中でそれぞれの国の人たちの国民性のようなものは理解できているのですが、バングラデシュの人というのは、あまり直接会って親しくした経験がありません。仕事上ではもちろん交流はあるのですが、メールやzoomでの会話が主で、肌感覚で相手を理解するということが、そういえばこれまでありませんでした。
バングラデシュの人たち、出会ってみてびっくりする位、温かい人が多いです。お節介な位皆んな親切にしてくれます。
到着した日、スーツケースの鍵が開かなくなってしまって、困り果ててホテルのフロントに相談すると、わらわらと人が集まってきてくれて、入れ替わり立ち替わり何とかスーツケースを開けようとしてくれます。それでも開かないと、エンジニアの人がすぐに駆けつけてくれました。その時なんと、夜中の1時です!
中の荷物にアクセスできるなら、スーツケースがどうなっても構わないと伝えると、見ていてこちらが申し訳なるくなる位、残念そうな顔をして、「本当に壊してもいいのか?壊す前に誰か他の人を呼んでもう一回試してみてもらうか」などなど、とても親身になってくれます。そして、いよいよ壊そうと言う覚悟でドライバーでこじ開けようという時、最後にもう一度鍵を使って開けてみてくれると、なんと開いたではないですか!その時のエンジニアさんの嬉しそうな顔ったら、私よりも喜んでくれたのではないかという位です。
仕事でお世話になっている方は、空港の到着から、他のアポの心配までしてくれて、出来る事はないかと、まるで親戚のおじさんのように声をかけてくれます。初対面です、はい。そして非常に有能だったりします。
夕食をご一緒したのですが、食事中も一体何回電話がかかってきたでしょうか。その度にソフトな声で何やらかにやら指示を出し仕事を進めている様子。スピード感が端から見ていてもよく分かりました。
このお節介なくらいの温かさと、スピード感、他にも何人も同じ感じの方に出会いました。有能で、心が優しく、人を惹きつける魅力を持っていて、社会を良くしていこうと言う志を持っている、そんな人が沢山いるのです。
なぜこんなにバングラデシュの人たちがパワフルなのか、これはもしかして宗教上の理由でお酒を飲まないことにあるのではないかなと思ってしまいました。
日本だったら、いや日本だけではなく、諸外国どこに行っても、比較的社会的地位の高い人のお食事ではアルコールが当たり前だったりしますが、ここバングラディッシュでは、イスラム教の戒律から、食事の席にアルコールは一切ありません。
家の中などでは飲んだりもするそうですが、公の場では飲みません。ビジネスディナーの席上にお酒がない、やってみると、これはなかなか良いことかもしれないなと思いました。
お酒が入ってないので頭がぐるぐると回って、どんどん話が進みます。ウィットに富んだ話は聞いていても気持ちがいいです。そして何より、身体が楽!お酒を飲んだ日と比べて、体調が俄然良いです。これまで出張に来ると疲れ果てて、仕事以外何もできない感じでしたが、こうしてブログを書こうと思えるほどに気力が残っています。
バングラに来てからあった色んな事が走馬灯のように頭をよぎり、良いことばかりしかまだ書けていないのに、いつも以上の長文を書いてしまいました。
ということで、モヤっとしたことは、明日、また書きたいと思います。
#書く習慣1ヶ月チャレンジに挑戦しています。
Day26の①: 今日1日にあったモヤッとしたこと