やっぱり明るい方へ
仕事が落ち着くと、ふっと脳の片隅、あるいは底に押しやっていた辛い思い出で蘇る
忘れたつもりでいたのに
ふっと蘇る
辛い思い出の中に、今は無くなったその存在を感じる
だから辛い思い出すら思い出したいのかもしれない
今はもう直接に感じることができない存在だから
そうやって幾度となく離したい記憶を故意か無識かわからず引っ張ってきたけど
でも、わたしは少し変わった
少し変わりたい
暗さの中に自分をとじこめて
不幸であればいつか神様が救ってくれる、というそんな偏った思い込みから覚めて
わたしは幸せになっているわたしをみたい
もうあの時ほどの幸せは自分にはこないという声が浮かぶけれども
それでもわたしは、今はリアルに聞こえるその声を超えて
あの時よりも幸せになっていたい
その存在を超えて生きるのは悲しい
一緒にいたその地点から、あなたが離れたように、わたしも離れないといけないのは悲しい
だけどわたしは明るく生きたい
幸せになりたい
そしてそうやっていつか、そうすれば、ふたたびまた出会うことがあるかもしれない
でも、そうでなくても、いまは1%も信じることができない明るい未来に私は向かいたい