不思議な神事
11月1日(金)。
朝4時半前、起床。
軽く家事をして、
家を出たのが5時過ぎ。
外はまだ真っ暗で、
ものすごく綺麗な星空。
玄関を出て
目の前にあったのが
おおいぬ座のシリウス。
ナイル川の氾濫を
教えてくれる星ですが
なぜか私はこのとき
「祝福だ!」
と、すぐに思いました。
なぜ、早起きしたか。
どこへ、行くのか。
答えはこちら!
*彌彦神社鎮魂祭
彌彦神社では
4月1日と11月1日の
年に2回、
「鎮魂祭」という神事を
行っています。
HPにあるように、
神職のかたが数日かけて
精進潔斎し、
真摯に行われる
大事な神事です。
これについては、
以前書いたことが
ありました。
ちんこんさい、
とも
みたましずめのまつり
とも言われます。
たぶん、もともとは
後者だったのでしょう。
で、この神事。
皇居以外で行われているのが、全国で三社だけ。
島根県、物部神社。
(ここ、本当は先日の旅行で行きたかった~)
奈良県、石上神宮。
(ここも、旅行で行きたかった~! 次は行く!)
そんな、そうそうたる顔ぶれと並ぶ、我らが新潟の
彌彦神社。
なぜ、この三社なのかは、
いまだに不明。
ただ、祝詞はそれぞれ
若干違うようで。
彌彦神社がなぜ年2回なのかも不明(他二社は年一)。中臣の鎮魂法だからでしょうか?
で、私も一度行ってみたいな~と常々思っていたんです。
でも、子どもが小さかったりお仕事だったり用事があったり忙しい時期だったりで、今まで数年逃しておりました。
満を持して。
子どもも中学生になったことだし。
そろそろ行けるんじゃないかと思ったわけです!
今日はそんな、かなりざっくりした探訪記です。
*祓戸神社が……なんだこれ!
5時からの
祓戸神社の祭礼は
さすがに諦めることに。
拝殿での神事にも
間に合うかどうか……
と思いつつ、
弥彦神社駐車場に
着いたのは5時45分頃。
少しずつ
日が昇ってきたようで、
東の空は
明るくなってきていました。
時間はギリギリ。
でも拝殿に行く前に
祓戸神社に行くのは
私にとって当然で、
やっぱり無視したくはなくて。
それに、神事直後です。
ワクワクします。
「どんななってるんだろ?」
なんて。
歩いている人は一人もおらず、
「これ私、神事後一番乗りなんじゃない?」
と思いました。
急ぎ足で祓戸さんの
木の鳥居の前へ。
そしたら。
「……うっ……!?」
もん~のすごい濃い気配。
闇がたまってるような。
真っ暗なんです、入り口が。
闇に向かうための穴が
ぽっかり口を
開けてるような気がしました。
ふだんから
こちらの祓戸神社は
気配が濃くて、
畏れ多いような気がする
場所ではあるんですが、
今日はレベルが違いました。
生まれてはじめて、
彌彦近辺を
「怖い」と思いました。
成人後、自分で
運転するようになってから
長年親しんでいる
彌彦周辺なのに、です。
でもね、
「そういう雰囲気の場所」、
ヒプノセラピーで何度も
行っているんです。
せっかく来たんだし、
入らなきゃ!
えいっ!
中はやはり濃密ですが、
鳥居前にあった
「得体の知れない畏怖感」
みたいのは少し薄まってて。
だから、内側は
そこまで怖くはありませんでした。
ただ普段より、
なんていうのか
「きちんとしなければ」感
がありました。
一挙手一投足
見られてるみたいな。
でも、すんごく気持ちよかったです。
*拝殿へ向かう
祓戸さんを出ると
体が軽い!
そして、まるで
背中を押されるように
急き立てられるように
速足になりました(笑)
「早く早く!」って
いわれてるみたいで、
最後は軽い駆け足に。
こちらのほうは
そこそこ参拝者がいました。
皆、分かっててきてるのかな?
と思ったんですが、
急ぎ足で帰ってく人も
いらっしゃるので……。
たんなる朔日参りなのかな?
何かに急き立てられるように階段を上がって、随神門にいたった瞬間、太鼓が鳴り響きました。そして、何か鐘のような音も。
あ、間に合ったんだ、と思いました。
拝殿左奥の木戸から、神職の方々が木の岡持ちを担いで出てこられました。何が乗っているんだろう、と思いましたが、すぐに判明します。
神職の方々はその後、摂社末社で数名に分かれ、祝詞を奏上されていました。手分けして神事をしている、ということですね。
つまり、5時に祓戸神社から始まり、次に摂社末社、そして拝殿での神事……という流れのようです。
それにしても、物部神社や石上神宮では、この「鎮魂祭」はかなりの参列者……見学者が来られてるイメージだったのですが、彌彦神社はこんなに少ないのか、と拍子抜け。
駐車場ももっと混んでるかと思いきや、ガラガラでした。彌彦は早朝で、ほか二社は夜行われてる……というのもあるかもしれません。
その後、拝殿へ移動、中で鎮魂祭本番です。
もちろん、締め切られており、中は見えず。
でも、少し近くへ寄ると、祝詞が聞こえてきます。
「チケット外れてライブの音漏れ聞きにきたファンみたいだな」と一人笑いそうになりました。
聞いていて、「あ、これは私たち相手ではなく、特定のどなたかへの神事なんだ」と感じました。なので、全部聞かなくてもいいと分かり、帰路につくことに。帰らないと、息子が登校する時間にもなりますし。
ちょうど、菊祭りの準備も万端になっていました。
おみくじ引こうと思ってたんですが、小銭がなくなっており。もちろん社務所も空いてない時間。なので「次に来たときにお授けください」と伝えて帰りました。ちょうどまた来る予定なので、楽しみ。
*行ってみて良かった!
まとめると、こんな感じ。
5時 祓戸神社神事(最中、中に入ることはできない)
6時 摂社末社神事→拝殿での鎮魂祭
この間、神社の灯篭などは灯っていますが、社務所は開いていないので、各種授与品なども、御朱印などもいただけません。両替ももちろん無理。
私は必要なかったのでいいですが、遠くから来られて必要な方は、日中まで待つ必要がありますね。
それと、
神事後の祓戸神社はすごく強烈。
これ、前にも味わったことがあって、その時は夏越の祓いの直後でした。あのときも、身震いするほどの気配だったので、よく覚えています。
そして余談なんですが、
もしかしたら私もいつかの時代に、この神事をしていたかもしれないんです。
以前、チャクラリーディングで瑞麗さんにも言われておりました。
(この記事↓)
この第一チャクラのところで、「暗闇の中で数を数える巫女。ただ数えてるのではなく、そういう神事。鎮魂だけどお祓いではなく、本来の魂の状態へと導くためのもの。振り動かし、結び付け、鎮める」と言われています。
まんま、鎮魂祭のことなんです。
瑞麗さんはこの神事を知らなくて、
「それって、ひとふたみーよー……って数えるヤツですか?」と確認すると、「そ、そうです! なんで分かるんですか!」と……。
そういう意味でも、「その神事をしている空気感」に触れてみたかったんです。楽しかったです。
ちなみに、行ってみてサッパリした感じがします!
11月だけでなく4月にもありますし、興味を持たれた方は、行ってみてくださいね✨
最後までご覧いただき、ありがとうございます!😊✨