環境が人を強くする

僕が現在働いているサッカーアカデミー
オーストラリアにあるサッカーデ　ブラジル
ボスたちはギリシャ系オーストラリア人
夫婦が自分の子供のために作り、その後その弟含む3人が中心となって運営しているサッカーアカデミー。
夫婦の子供と友達4人からスタートしたアカデミーは約10年ほどで2000人の生徒を超え、オーストラリア内に数カ所、拠点を持つ多いなアカデミーに成長した。

コーチ陣はサウスアフリカ人
ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ
に日本人の僕が1人。

オーストラリア人は1人いるけど、彼もスペイン語を話すから
僕以外のみんなはスペイン語や、ポルトガル語でコミュニティケーションをとってる。

日本人という立場を見下す方がも多い中
苦労することがたくさんある。

確実に、彼らよりサッカー歴、コーチ歴などがあっても
優遇されるのはブラジル人
以前誰よりもハードワークなウルグアイの人がいた。
そして、何にもしない、だけどブラジル人がスポンサービザをもらい、その、ウルグアイのコーチはやめていった。

今年に入ってものすごく優秀なコーチ陣が6人もやめた。
2人はサッカー選手としてNPLで闘い、選手としてもっと上に行きたいという理由。
1人は別のアカデミーからのオファーがあり移籍。
ちなみにそのアカデミーは僕の元チームメイト
僕が働いているアカデミーでも働いていて、自分らのアカデミーをつくった双子のアカデミー。

そして2人はスポンサービザがゲットできないという理由で去った。

一気に6人も辞めたから
残ったメンバーはかなりハード。

そんなときに僕にチャンスが来た。
先ほども触れた苦労したこととは。

僕は小学生のとき全国大会準優勝
サッカーの専門学校をでていて、プロチームでの経験もある。
コーチ歴も自分の作ったサッカースクールを含む10年程度
ただ、英語が彼らとは合わなかった。
僕にもサウスアフリカのアクセントが聴きにくい。
そして、彼らも。
ということで僕はこのアカデミーで働いて1年間ずっと
一番下のグループや、個人レッスンの担当ばかりだった。
ただ、子供達や親たちからは指名されることが多かった。
たまに試合のコーチでいき、今日コーチ？って聞かれてそうよーというと喜んでくれる子供達がたくさんいる。
そして、なんと少ないチャンスながら
この1年間でフットサル大会３回優勝
現在のサッカーリーグも3位とあまり負けていない。

他のコーチのみて勉強してって言われてアシスタントでついても
え、絶対こんな練習よりこっちのほうがいいやんってこともあった。

コーチ陣が一気にいなくなり
大会にコーチが足りない。
選手の情報もないまま急に行かされる。
もちろん最初はみてるだけ。
なんなら4試合レフリーさせられる。笑

ナショナルリーグまである大きな大会
こっちの国は日本の常識はまるで通用しない。
どんなに勝たないといけない試合でも
全員を同じくらいの出さないと親からの苦情がすごい。
前半0-0でいい感じのとき
ハーフタイムに
親がベンチまで来て抗議してきた。
俺の息子が出てないぞ。

はいはい、と試合に出す。
バランスを崩す、何もしない。何もできない。
終わってみたら1-8

試合に出たいと言う子ほど、別に努力をしない。
ウォームアップしろと言うとロンドしかやらない。
パスも回せない。

負けたら負けたで抗議。
出れなくても文句。

本当にこの国は自分が良ければそれでいい。
試合にも平気で遅れる。練習にも平気で遅れる
理由は混んでるから

お前が使う道毎回混んでるやん。もっとはやくでろ。

ミスをしたら毎回いいわけ。
だから出れないんよ。

本当に人が足りなくなって、コーチを任されたチームは
U12で12試合全敗中のチーム。

はいはい、またこういう扱いねって思いながら試合をみていると、どう考えてもポジショニングと適性があってない。
変えてみた。
13試合目にして初の勝利、そして、まさかの2連勝
最下位脱出

そして一気にU8.U10 U12の試合を見ることになった
U10は６連勝。現在3位

それでも僕の評価はそんなに高くもない。

何が言いたいかっていうと、
スキルも英語力もない、仕事もしないブラジル人に手厚くサポートし、スポンサーまであげるビックな対応と
僕への対応の差がすごいってこと。
信頼関係をつくるのはものすごく大変。

他のコーチに
ライセンス取得する時は全額出すって言ってたのに、
僕が聞いた時は半分と言われた。笑

けど、ボス達は最高のボス達ってことも強調したい。
全てこのアカデミーのボス達のおかげで今の僕がある。

ここでは働いて欲しいけどメインにはなれないってのが伝わる。

僕の予想では、ここでスポンサービザをもらうのは
かなりハード。だけどここでの経験、全てをきちんと活かして自分の生きる道は自分で切り開いていく。
最近出会ってビジネスを一緒にやろうとしてる人も言ってた。
その人もかなり有名は方だけど
出身地だけで見下されて相手にされないことはとても多いと。

ということで、サッカーライセンス、自力で取得してきます。笑