footballlist #093
引き続き、#ラ・リーガ。
…スペインリーグを代表する選手といえば…。
…もはや彼らは、スペインではプレイしていないが…。
リオネル・メッシ
クリスティアーノ・ロナウド
この2人の選手が代表格であった。
彼らのサッカーに対しての功績は間違いなく、
世界のフットボールの歴史に刻まれている事だろう。
メッシは、アルゼンチン出身。
クリスティアーノは、ポルトガル出身。
2人は、スペイン人ではない。
しかし、スペインリーグでは、常に彼らが主役であった。
これが、サッカーが国際的なスポーツであり、実力主義であり、組織的であり、結果が求められるスポーツである何よりの証。
メッシは、バルセロナ。
クリスティアーノは、レアル・マドリード。
所属するクラブもまた、スペインリーグを代表とする両雄…。
サッカーを語る時のスペイン人の多くは、非常に情熱的である。
とくに、前回の記事でも書いたのだが、
この2つのクラブは、歴史的なライバル同士…。
この2人の選手は、常に比較されてきた経緯もある。
僕は『最強』という言葉が、実はあまり好きではない。
世界のサッカー界には、ランク上位クラスの選手たちがいる。
サッカーの世界は、完全に資本主義の世界でもあるので、
それぞれのサッカー選手に、実は『値札』が付けられている。
僕が、ランク上位クラスと表現したのは、その為だ。
それが残酷といえば、残酷ではあるが、
それがサッカーと言われれば、サッカーでもある。
良いも悪いも存在しないだろう。
サッカーの世界を見ていると『平等』という言葉が、
いかに『意味のない言葉』であるかを、嫌でも理解させられる。
人間の権利としての『平等』はあっても、
人間に備わっている『能力の平等』は何処にも存在しなかった。
選手たちの、ピッチ内外でのパフォーマンスは全て、
データとして、記録されている。
一部を除いては『誤魔化しの利かない世界』である。
昔いつか…誰かが僕に、こんな事を言っていた。
『人間の能力』に、そんなに差は無い。
しかし、サッカーの世界に関しては、
この言葉は到底、いつまでも当てはまる事は無かった。
…厳しい世界である。
…彼らが、内心どう考えているのかは知るよしもないが…。
一部でたまに見かける言葉…。例えば、
『世界最強のサッカー選手とは誰か?』
こういった記事は、実はサッカーの本質を突いてはいない。
ただの、自己満足であると感じている。
世界の歴史上、素晴らしいサッカー選手はたくさんいる。
メッシ
クリスティアーノ
この2人のサッカー選手は、極めて偉大なサッカー選手である。
だから僕は、彼らを『世界最高のサッカー選手』と呼ぶ。
それぞれに、強い個性があり、
それぞれに、素晴らしい才能がある。
純粋にゴール&アシスト数で、比較してもいい。
プロの世界で結果を出し続けていく事は、とてもたいせつな事。
…しかし、そもそも比較する事に意味があるのかもわからない。
2人の偉大なサッカー選手は、
それぞれをライバル視するクラブにいた。
…実はこの事も、書く側からしてみれば、
大いに、気を遣わざるを得ない所…。
…結局、2人をライバル同士にしていたのは、
…本人たちではなく、周りの環境だったのだと思う。
サッカーとはスポーツであり、エンターテイメントである。
先日、バルセロナに所属している、
スペイン代表 ガビが、大きなケガをした。
まだ若干 19歳でありながらも、
バルセロナと、代表での主力として起用されている選手である。
そんな、大きな失意を抱えた彼に対して、
レアル・マドリードの公式と、クラブに所属している選手たちが
ガビに対して、大きなエールを送っていたのを知る事が出来た。
歴史的なライバルチーム同士といえども、
スペイン代表では、仲間であり、友人であり、
何よりも僕たちは、人間であると、彼は語った。
カルバハルという、レアルのベテラン選手だ。
サッカーというスポーツは、
実に多くの学びを僕たちに与え、そして、気づかせてくれる。
僕は、人に媚びを売る事はない…称賛をする。
THE END