如月

現実は厳しいので、詩を書きます。 久しぶりに、虚空に吠えています。

如月

現実は厳しいので、詩を書きます。 久しぶりに、虚空に吠えています。

最近の記事

己を手放すな、お前で生きろ

自分を好きだと言う他人との出逢いで変わる人生なんて、 お前はどれだけ己を手放してるんだ お前の、足で、立て。 お前の、目で、決めろ。 誰にも、お前の操縦を任せるな。 風に飛ばされるような人生を歩むな。 楽を望んだ先に、自由はない。 お前の、口で、訴えろ。 お前の、手で、掴め。 誰にも、近道なんて教えて貰えない。 他人から与えられた一時的な甘美と快楽は、 お前を一生照らし続ける太陽にも月にもならない。

    • わたしの神様

      神様、いつかちゃんとご褒美を頂戴ね。 私のこの凝り固まった硬い執念を、 この道徳の渇望を、 いつか柔らかくほぐして もっと暖かい人間になりますから 神様、いつかちゃんとご褒美を頂戴ね。

      • 果てしない瞬間

        私が生まれた日 喜んでくれた人がいた それだけで一生を生き抜ける 活力になり得ればいいのに 身に降りかかる偶発的な不幸と 遺伝や環境による宿命的な欠陥 まちがいさがしの正解に生まれた人間が歌う 人間讃歌なんて 何も届かない 何も響かない そんな果てしない瞬間をどうやり過ごすか 生き残れるかはそこにかかっているのでしょう 辛いのは、上手に生きる方法がわからないから 何が幸せかわからないから 今日も誰に見られるでもない詩を書いて 自分だけを慰めている

        • 人と休息

          その背負ってる重そうな荷物、 あの棚に置いておけばいんじゃない ついでにその重そうなコートも脱いで 布団の中で温まればいんじゃない ベルトとかブラジャーとか 締め付けるものも外してさ ついでに頭も空っぽにしたら その頭痛も良くなるんじゃない 君たちは働きすぎただけ 考えすぎただけ 適度にゆっくり休めたらいんだろけど つい頑張りすぎちゃう君たちには難しいのかもね だから、頑張りすぎたのなら 今度は休んで休んで、休みすぎなさい そして本当に休みすぎた頃、 また頑張りたく

        己を手放すな、お前で生きろ

          雪国の夜

          季節は世界を彩るが 夜は等しく黒に染まる けれど、君は雪国の夜を知っている? あたりが真っ白だから 夜でも、世界がほんのり明るくなる   この夜には希望がある 果てしなく降り積もる雪には すべての道を塞ぐ恐ろしさがあるけれど その白さには夜を照らす輝きも孕んでいる すべての物事もそうであるらしい 道を見失った時 雪国の夜を思い出して まだ、万策は尽きていない

          雪国の夜

          優しい人であれる時間

          あなたは今 優しい人 昨日は違ったけれど。 あなたの殺気立った視線と言葉で生まれた 私の切り傷は むごい赤黒さのまま 痛みもまだ残っている 私は今 悲しい人 一昨日は違ったけれど。 くしゃりと顔面をしぼって ぼたぼた涙が流れ出る 赤黒い切り傷が  いつ癒えるのかと不安がる  明後日はどうか、明明後日はどうか あなたは常に優しい人であれるか 私は常に優しい人であれるか 常、なんて。 途切れ途切れでいいから 優しい人であれる時間が 誰にも必ずありますように。 それがなるだ

          優しい人であれる時間

          愚か者の再起

          衝動に任せて手繰り寄せる 愚かな手腕 成功しないものと バッドエンドだとわかっても 勝手に動くその指を止められない それは愛ではなくてエゴ 報酬と恍惚が欲しいだけの寂しがり屋 泥だらけの服に気づかず化粧に命懸け 結局化粧は涙で溶けてぐしゃぐしゃ その頃にようやく服の泥に気づくのだ 鏡を見て よおく よおく見て 私はもうすぐわかる 自分の愚かさ 再起をかけるためのしかめ面 とくと目に焼き付けて

          愚か者の再起

          美しさと恐怖

          美しい絵画に込められた怨念 剃刀の先に付く雫の煌めき 数日後の枯れた花束 あの日のふんわりとした肌艶と 何の濁りもない瞳は 今やざらりとした皮膚と光を失った目 美しさと恐怖は隣り合わせで 時とともに距離が近づき いつしか同じものになる あなたは仲良くしてはいけない どうか決別しておいてくれ いつか近寄られてしまったら  気付かぬふりして生きてくれ そしたらあなたは 純真な美しさを永遠に纏うことになる

          美しさと恐怖

          臆病

          そして今日もひっそりと 息を殺して微笑んだ 喉に絡んだ細い糸を ほどくことはできないと。 日々伸びてゆく前髪が 私の視界を狭めては 彼の背中を滲ませて その余命を告げていた。 そして今日もひっそりと 彼は棘を残してく 私はそれを踏んづけて 痛みで瞳を潤ませる 愛おしいその背中 赤ら顔して見つめてる ※学生時代に書いたもの

          青い鳥

          青い鳥を一生懸命に探していた けれどこの指先にとまったのは 美しく鮮やかな青い鳥ではなく 同じ体温のなめらかな肌色 空に向かって掲げた手を あなたの手がそっと下におろさせて その温かな指が私の指を強く包む 青い鳥は居ないが 私の両目を強く見つめるあなたが居る それがどんなに哀しくて それがどんなに幸せなことか

          青い鳥