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自分は自己評価が異様に低いっぽい

就活を通して気付いたことがある。

今まで自分は、大した挫折も成功もなく平々凡々と生きてきた人間だと思ってた。しょーもない人間だと思ってきた。

でも、割と、この低すぎる自己評価にもちゃんと理由があることに気付いた。割とちゃんと辛いことを経験してきてるっぽい。

ひん曲がる、というか、圧倒的な自己肯定感の欠如?それにつながる経験はしてきたっぽい。

「自分は他人に受け入れられる」という感覚が、他の人に比べて割と欠損してるっぽい。

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勉強はそれなりにできるほうだった。勉強をあえてしなくても、落ちこぼれることはなかった。こと頭を使うことに関しては要領が良かった。

でも、特に突き抜けてもなくて、かと言って、突き抜ける努力もしてなくて、ただ、できることをできる限りでやってきただけだった。

部活だって、大したことなかった。中学の時はBチームだったし(謎にキャプテンだったけど)、高校もそのスポーツで有名だったわけじゃない。 

地方の小さな大会で優勝したり、リーグ昇格したり、その程度。県や市のレベルでどうこう、ってとこに関わったことは一切ない。

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明確な挫折も、圧倒的な成功体験も積んでこなかった。

なんてつまらない、人間的な厚みのない、薄っぺらな人間だろう、と自分を評価してきた。

でも、最近気づいた。多分、違う。

自分は、しょーもなくもなければ、ちゃんとそれなりに努力をしてきた人間なんだと思う。

多分、自己評価が異様に低いだけなんだと思う。今もだけど。

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アイデンティティを形成する一番重要な、中学生の時期に、周りの人間に受け入れられてこなかったことが影響してると思う。

スポーツをずっと続けていて、中学の時はクラブチームに所属してた。

スポーツ自体は好きで、結局12年間ずっと同じスポーツを続けたわけだけど、人間関係に常に恵まれていたわけじゃない。

中学時代のチームでは、チームメートに暴言を吐かれ続けてた。ミスをするたびに罵られてた。
へたくそ 死ね 殺すぞ どっかいけや お前おらんほうが上手くいくわ なんでお前と組まなあかんねん うわお前おったら負けるやん 最悪〜とおんなじチームや 邪魔 鬱陶しいねん やめてまえや

いつのまにかミスをしなくても、暴言を吐いて良い対象と認識されてたと思う。とにかく同級生から罵倒された。見下された。露骨に馬鹿にされた。

下手だったし、下手を克服する努力もあんましなかったのは自分が悪いんだけど、でも、あの時の経験で、心の根っこに「自分はダメな人間だ」って自己認識が刻み込まれたと思う。

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学校では、クラスメイトから突然無視されて陰口を言われた。

中学生特有の好きだの嫌いだのに巻き込まれただけで、俺は全く悪くなかったと今では分かるけど、当時の自分には、なんでか分からなかった。

「なんでか分からんけど、人から無視されて陰口を言われるようになった」

集団でいじめを受けたとか、そういう話ではなかったけど、この出来事がショックすぎて、人間不信に拍車がかかった。「つまり俺がダメな人間なんだろう」

とにかく塞ぎ込んだ。他人を一切寄せ付けなかった。今はマシになったとはいえ、多分この傾向はまだ残ってる。話しかけづらさはあると思う。

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高校の3年間と大学生活を通して、ずっとリハビリをしてきたんだと思う。人を信じることとか、自分を蔑まないこととか。

それなりに改善はしてきていて、最近では、素直とか意志があるとか言ってもらえるようにはなってきた。

けど、「自分はだめな人間だ」っていう自己認識はなかなか根深くて、今もまだ自分の思考に強く影響をしてる。

思考プロセスに関わってくると言うよりも、思考の前提にあるっぽい。

思考の前提だから、これまでなかなか気付けなかった。自己評価が異様に低いということに、気付けなかった。前提だから。

何か考える時に、自分がいちいち人間であることを確認しないようなもの。当たり前すぎて思考のプロセスに絡んでこない。

自己評価が異様に低いことは、今も腹落ちしてはいない。

状況証拠や、周りを見渡して、他の人の自分に対しての意見を聞いてみて、多分、こういうことなのかな、と、理屈で推測してる状態。

ただ、妙に納得感はある。色んなことに合点がいく。気付けたのは成長だろうな。

最後までありがとうございました。ゆるく生きていきましょう。