さよならポエジー 簡易ライブレポ

MC

「この国に俺らのこと好きな人がこんなにいたんですね」→邦楽のススメ。

「今日は来てくれてありがとうございます。ワンマンでいつもより長いんで、足の裏とか痛くなると思うんですけど、痛くなったら、まあ、適当に座ってください。楽しんでってください」

「しけてんなぁ今日も。何やこの空気、おもろ。おもろ過ぎるやろ。永遠に喋り続けたろか。まあでも、こんなもんか。同い年のやつとかのライブはもーちょっと盛り上がってんねんけどなぁ。やっぱMC下手やなおれ。今日は人数多いしなんとかなる思てたんやけどなぁ。ならへんか。

でもまあ、みなさん、俺らがこういう人って知っとーでしょ。あなたたち、自分で選んで来たんでしょ?ここに。しかも、こんな平日のど真ん中に。あなたたちが選んだんやで。そんな人たちのことは、知らない笑。俺ら演奏するだけです。

MCで格言めいたなにかをいうわけでもないし、言えないし。ただ演奏するだけなんで。最後まで楽しんでください。」

「俺らは演奏するだけなんで。時代とか関係なく。流行りとかあるじゃないですか。俺もそういうの、やってみようとしたことはあるんですけど、やっぱ無理で。俺は今年で28歳になるんですけど、まあみなさんが今年、何歳になるかは知らないですけど、同じように歳をとっていければいいなって思ってます。感謝してるんで。なるべく健康でいてください。今日は帰ったら早く寝てね。」

「今までろくに感謝してこなかったけど、今日演奏してて「俺ら、演奏してるだけだな」って思いました。ライブってもんの全体の10%くらい、俺らの演奏は。人の多さで言えば。感謝してます。ありがとう。」

「今日は人が多いから皆さん一人一人の顔は見えないんですけど、本当はいつものちっちゃいライブハウスとかで、物販とかで顔を付き合わせて、就職決まりましただの、結婚しますだのそういう話をみんなとしたいね。まあ、んー、せやな、それなりに、やって、いきます。」→生活について

感想
アユさんは演奏しながらずっと笑ってた。すごく楽しそうだった。

観客が挙げた手は総じて、握り拳だった。「ロックバンドのライブ」によくある、稲穂のように力の抜けた手の挙げ方じゃなかった。全員が拳を突き上げてしまうようなストイックなライブだった。MCも場繋ぎで気まずいから仕方なくしゃべるみたいな感じで、特になんか伝える気も全くなかったしね。「ジブンヒトリ ジャ ナンモデキナイデス」ってわざと棒読みで言ったりしてたしね。最高だった。

最後までありがとうございました。ゆるく生きていきましょう。