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ドラクエ4その後の世界考察②

さて、やはり信長の野望でいう織田信長、三国志でいう曹操のように一般的に強いと思われるところからはじめるのがわかりやすいかと思い、
まずは、エンドール・ボンモールを軸にして考えたい。

第3章で、ボンモール王がエンドールに侵略意思を有し、ボンモール王子リックが止めるべく、死の商人トルネコに密書を託し、戦を止めるというアレである。

いわゆる戦国シミュレーションの国力は、農業生産・工業生産・商業力・兵力・武器技術がベースとなり、その上に人材・兵力が掛け合わさったものというのが概ね単純化したところであろう。

ゲームをプレイした方はわかるであろうが、ボンモール城下町とエンドール城下町はその大きさ・人口(※1)・賑わい等一見して、前者が後者に戦を挑むのなど、例えれば、姉小路家が織田家に挑む、神保家が上杉家(謙信)に挑む、孔融が曹操に挑むようなものと感じざるを得ない(わかりずらくスミマセン。)。

仮に、血気盛んなボンモール王の統率・武勇といった能力値が90くらいあったところで、町の人の数から大した兵力も無い(※2)と思われ、また、ゲーム内で有能な著名人(武将)もなかった(ボンモール王子リックの先見の明を評価して、知略・政治を90と見積もっても、さすがに武勇が高いとは思えず、王と王子で一軍を編成しても厳しい)ことを鑑みると厳しい。
レイクナバのトム爺の知略・政治(が高いと仮定しても)を評価しても前線向きではなく(彼の息子らも有能とのエピソードはない。)、ドンガアデはMAX評価でも武勇の評価は難しく(築城特技がS?)、人材不足は否めない。

一方、エンドールは王自体の戦闘力はそこまでないとしても、姫モニカ(スクエニのある書籍に記載あり)の武勇はすさまじく(アリーナに稽古をつけてもらい、サイモンを武勇でしのぐ)、また、自ら闘技場に赴くサイモン大将軍(アリーナと一応はやりあえる実力、第2章の終盤のコロシアム連戦を参照されたい。)、ハン、ラゴス、ビビアンといったつわもの(同じく第2章参照)、また傭兵を正規軍化できれば、スコット・ロレンス(貴重な魔法兵科)、とどめは外交官も可能でありさらに全世界の商人に影響を及ぼすトルネコ(完全な配下ではないが)を擁することだけを見ても、どこをみて(ボンモール王が最初に交戦を考えた時点でトルネコはエンドール側ではなかったことを差し引くとしても)勝てると思ったのが不思議である。

加えて、エンドール城の城下町が総構え(小田原城的なイメージ)であることからすれば、籠城戦になって劣勢な兵力で落とすことは難しく(その前に野戦でやられると思われる(エンドール・ボンモール間は平野)。)、ますますもってどこに勝算があったのか疑わしい。

ま、いぜれにせよ、リックとモニカが結婚すれば、エンドールがボンモールを吸収しエンドール帝国ができあがるため、あえてエンドール・ボンモール戦争を考える必要はないかもしれない。

そうすると、エンドール帝国の次の標的はブランカになる。
これについては、次回で書いていきたい。

※1 ゲーム内のエンドール総人口67人、ボンモール17人(出展:ドラ   
  ゴンクエストⅣのあるきかた(エニックス発行))
※2 仮に桶狭間合戦時の今川軍を3万人とし(エンドールが当時の今川家並みの大大名と仮定)、徴兵可能人数を人口の1/10とした場合、エンドール3万人の軍備からすると総人口は30万人となる。
 上記から計算すると、ゲーム内人口に4478(67人/30万人)を乗すれば、DQ4各国の仮置き人口を算出可能であり、ボンモールは人口約76000人であり、兵力は7600人が限度(桶狭間の信長の3000人の2倍はあるが、人材は信長ほど恵まれていない。)となる。

#ネタバレ #ドラクエ4   #トルネコ #信長の野望 #三国志



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