障がいがある人がキャンプ中子どもの面倒を見ることの是非について

ボランティアで子どもキャンプに参加して来ました。
毎年恒例です。仕事に穴をあけて4泊5日のキャンプに参加して来ました。

私が声をかけてはじめて参加する人(大人)が5人居ました。
皆さんたくさん動いてくれて大変助かりました。

私は子どもを預かる際に注意点などを共有するべく毎回講義をしているのですが、今回は「ABA行動応用学」における誤学習、強化行動と弱化行動を実践例を用いて説明しました。

聞いてくれた方の年齢は下は中3、上は30代。
ABA行動応用学は私もまだまだ勉強中の身。自分もフィードバックを得られました。

こどもキャンプに参加して8年目
私も当初は参加者。今ではスタッフに移り変わりました。

子どもを預かるってすごい大変なんですが
それを初参加の5人はまざまざと体験。
子ども達に振り回されたり、どうしたらうまくいくのか困っている様子。

それらをキャンプ中に消化していく様を見て
大変だけど充実している。それをみて私はにっこり。

今回二十歳で参加した人には自閉症や鬱と向き合っている方がおりまして、
キャンプ後に「どうだった?大変だったでしょ?」と感想を聞いてみました。
本人は自分が集団行動を強いられたり、キャンプという衛生的にも普段とは違ったり、子どもの相手をしていくなかでうまく行かなかったところを振り返ったそう。

いやー嬉しいですね。本人の人間的な成長を信じてキャンプに誘った身としては本当に良かった。自閉症だと程度はありますがどうしても共感性や視野が狭い事による周囲との不調和。子どもとの接し方の難しさ。これらをキャンプ中体験し本人なりにどうしようか考えたと思います。
私も寄り添って話を聞ける部分は聞いて、好きにさせる部分は放っておいたりしていました。
ここからは本人の感想ですが、「すっごく大変で衛生的にも苦労した。だけど色々と感じることもあった、また来年も誘ってほしいです」

障がいを持っている当事者がキャンプ中子供達をみるのは周囲が「大丈夫なの?やめといた方が良くない?」と事前に心配されていたが、本人の得意不得意がある事、それらを周りが共有すること、そのうえで役割をしっかりと決めておけば全然問題なかったと結論でした。

今回は私も充実感が大きいキャンプでした。

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