元々の意味って何だっけ・・・??(2)

こんにちは。統合失調症の林山将佐です。転職活動を本格化・・・の前に所謂ところの自省をしました。そうしたら、一つ分かりました。

僕は何のために働いているのか?今後も働きたいのか?と、考えたときにそれは『生存』のためである。と言い切れそうな気がしました。そもそもピアスタッフという仕事を続けたいけど転職せざるを得ない、あるいは生活保護を受給せざるを得ない、というのは待遇や給与など「生存」に必要な諸条件が揃っていないからです。

生存するには自分が不利ではないような生き方を探る。たまたま統合失調症というものがハンデじゃない仕事、大学卒業時に就職できなかったことがハンデじゃない事、というのを勘案してご飯を得る。そうしたら偶然、ピアスタッフだった。そういう話なんですね。

だからこそ「生存」と「実存」を履き違えてはいけない。ピアスタッフは使命感とかやり甲斐とかを求められがちで、給料が低いことはそもそも基本設定であると強調される。実存という面では、それが正しいでしょう。しかし林山は、祖母亡き後に一人暮らしできるお金を下さい、という話をしている訳です。生存の視点なのですから、そもそも話が噛み合ってないのです。

そういう何となくの行間が精神障害当事者にも察して頂いたからか、地元ではピアスタッフになりたいという当事者が年々少なくなりました。第四次ブームの終焉です。前々から上司等にそういう話を伝えてあったのですが、リコメンドしたけど聞いてもらえませんでした。これは弊社・地元関係者・先輩ピアサポーターの不作為の罪ですね。仕方ないか、現実だもの。

元々の「地域共生社会」「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」って何でしょうね。林山君はピアスタッフだったけど、お金なくて一旦は精神科病院に入院して、その後に住むところをいちから探す見積もりになるのですが。

どうかこれからを生きる統合失調症患者さんには、より良い暮らしが出来るように願っています。我が国の弥栄を祈ります。