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一生青春一生感動

どうですか、このスローガン。

私は高校時代、剣道部に属していました。
進学校でしたが文武両道を謳っている高校で、私と同じクラスから2名プロ野球選手も出ましたし、現役で東大や京大に行く人も何十人とは言わずともいたと思います。

中学校から始めたのですが、顧問の先生は素人の先生だったので、少年道場に通っていた先輩や後輩から遊び半分で習っていましたが、格闘技系のセンスは少しだけあったのか中3の頃には市の代表選手くらいにはなっていました。

そして勢い勇んで入部した高校剣道部。
なんと同級生含む一つ上の先輩たちは中学校で全国制覇をしていた大半の猛者ども!!!しかも顧問の先生は体育会で有名な天理大学OB!!!

野良剣道しか知らない私は、当たり前ですが高校のインターハイを真剣に目指す元全国制覇組の練習に全くついていけませんでした。
公立高校なのに県大会は必ず決勝進出し、公立高校なのに遠征を含む練習試合は年間250試合超!!!
今でも忘れません、初めての遠征練習試合は大阪の少し南の方の工業高校体育館。当然レギュラーではなかった私は3軍メンバーとして地下の試合会場で試合をしていました。少し暗い会場で、同じくなもなき選手たちと戦っていました。

年次が上がりレギュラーになっても私は力及ばずで、私のせいで団体戦を負けることも多く、精神的に参っていた私は辞めることを考えて休んだこともあります。

結果的には3年生最後のインターハイ予選決勝まで進み、団体の5人戦中3人引き分けの後負けてしまいインターハイには行けず、という悔しい終わり方でしたが、自衛隊や教員として今だに剣道家として邁進している人が中心となっていた、優勝した私立高校にあれだけよくぞ公立高校が対抗できていたもんだと、少しばかりの自負があります。

今思えば、何より鬼のように怖く、時には鉄拳制裁もあり(時代ですね)、目も合わせられないほどだった顧問の先生方には本当に感謝でしかありません。普段の授業に加え、恐らく私たちの部活動のためにプライベートはほぼ完全に犠牲にされていたと思います。
遠征も自家用車を用いてどこまでも運転して下さり、時には山道でパンクして煙が出たり・・・。必死で私たちを強くしようとしてくれていました。

私は小学生時代から格闘技や武道をしてきたため、大学では体育会のアメリカンフットボール分(関西リーグ1部)に入部し、全国優勝を目指すという環境に身を置きました。もちろん練習はかなりハードで大怪我もしましたが、卒業までまっとうしました。

ただ、高校の剣道部にいた3年間と比較すると、正直情熱はそこまで高くなかったように思います。


タイトルの「一生青春一生感動」は、そんな高校時代の剣道場に掲示されていた旗に書かれていました。

当時はアオハル真っ只中ということもあり「何が青春や、何が感動や。」と、恥ずかしい気持ちで見て見ぬふりをしていましたが、今この歳になって思うのは、本当に良いスローガンだな、その通りだなと思います。

一生青春できる、情熱を持って打ち込める、夢中になれるものが目の前にあるのは素直に魅力的ですし、またそれによって嬉しい悔しい悲しい楽しいなどの「感情の振れ」もしっかりと起こるわけで、当然のことながら若々しく生きることができ感動できることがある。そんな人生はやっぱり素晴らしいなと。

私は今も普通に青春しているし感動していると言いきれます。
そしてそういう人生をまっとうしたいです。

あなたはどうですか??


というわけで、また今度。

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