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スモールビジネスのメリット

私が実践し、推奨しているスモールビジネスですが、もちろんメリットデメリットがあります。今回はそのメリットについて私の経験を通して感じたことを書きたいと思います。


スモールビジネスのメリット

メリットは主に4つあります。

①サバイブ力が身につく


基本的に多くの皆さんがどこかにお勤めだと思います。そして良い悪いではなく、組織の一員として、ガラガラと回転している事業体の、何らかの歯車の一つを支えている状態ではないでしょうか。
労働力を対価としてお給料をもらっている。でも、スモールビジネスを自分でやるとなると、歯車の一部ではなく全部になります。もちろんスモールビジネスの成長とともに歯車の中心を自分が担い、部分的な歯車を外部に委託することもあるかも知れません。

私は自分が経営指導している仲間に「魚を得ようとするのではなく、魚の取り方を学びさない」とよく言います。
サラリーマン期間が長いと、黙っていてもお金をもらえるという感覚が刷り込まれすぎて、「それをやったらいくら貰えるんだ?」という思考の人が大多数です。魚を得よう・貰おうとするから、誰かがやりたくない仕事をあなたがそれをすることになるわけです。いつそれが貰えなくなるかも分かりません。依存しているのだから。
自分が魚の取り方を学ぶと一生困りません。狩場や時期や道具をかえるなど創意工夫をしているうちに、魚の取り方はメキメキと上達します。

②税の知識と節税効果

既にお話ししましたが、税のことを理解することが極めてあなたの財務基盤を強固にする近道になります。Fireを目指しているとしてもそうですし、早期退職を実現したいとしても同じくです。

そして、スモールビジネスを行うことであなたは節税を図ることができます。繰り返し言いますが、脱税は絶対ダメです。しかし節税は有効な手段です。

ここでは細かく説明しませんが、サラリーマンの所得との損益通算だけではありません。個人事業主向けの節税方法が存在します。

今は給与明細として源泉徴収された内容を見て「ああそうなんだ」という感じ方をするだけかも知れません。しかし事業者になると異なります。(全ての人がそうとは言いませんが)融資を受けながら財務を強固にしていく手段を取る事業者などは決算書を意識した経営を行います。粉飾するという意味ではなく、収入と支出を意識した経営を行い、手残りであるキャッシュフロー含め、事業体の成績表をより良く見えるようにしていくわけです。

ファンダメンタルズ系の株式投資をやっている人は理解できると思います。どのような指標がどういう数値になっているから安全だ、収益性が高いぞ、など見極めて投資をするわけで、金融機関も同じくそのように見た上で融資を判断します。

③対価の種類が増える

サラリーマンをしていると、その対価は給料やボーナスであることは誰も否定しないでしょう。これに加えてスモールビジネスとしての収入が加わるので、当然のことながら金銭的な対価としての収入源がもう一つ増えます。当たり前のことですね。

大きなポイントは、スモールビジネスの大前提は自分が好きなことや、やりたいことをビジネスとするものなので、考えている時間も含め、それをやっている時間は常に頭の中が楽しいことで沢山。ワクワクドキドキしている状態です。さらに、自分の事業体から提供されるサービスや商品を気に入ってくれるお客さんができると本当に沢山の「感謝の言葉」を受け取ることになります。

助かる、美味しい、驚いた、喜ばれた、テンションが上がった、無くならないでほしい、ずっと続けてほしい、沢山の人に知ってほしい、健康になった、、、などなど私が行なっているスモールビジネスでも数多のポジティブなお声をいただいています。

私自身はお金に対する執着がかなりなくなったので、この「お客さんから受ける感謝の言葉」は非常に大きな対価となっています。一言で言うと「生き甲斐」に昇華しています。

④キャリアの選択肢が増える

あなたがサラリーマンだったとして、能動的にFireや早期退職を目指している時は良いでしょう。これが「You are fire」の場合、つまり意図せず所属先から言われたクビ宣言だったらどうでしょうか。
計画的・能動的でなかった場合、人間は経験のない大きなショックを受けた場合、思考が停止します。何をどうすれば良いかわからないからです。

今や大手企業でも採用や若手への給与増のために、中間層以上のパフォーマンスが落ちたり等速直線運動化した従業員に対しては、ますます「肩叩き」が行われることでしょう。役職定年も45歳くらいですか?定年までの折り返しは、給与水準の折り返しでもあります。

しかしながら早くからスモールビジネスやスモールビジネスでの事業化の訓練をしてきた方は、所得やスキルが格段に何もしていない人と比べてついているので、転職するにしても独立するにしても、そのキャリアの選択肢は確実に増えます。

⑤ストレスの軽減

同じことをルーティン的にずーっと繰り返していたらどうでしょうか。若手時代の転勤や部署替えがあればまだ新鮮味も大きく、マンネリ解消やストレス発散にもつながるでしょう。しかし40歳頃になるとどうでしょう。もはや出世コースから外れたとなると、グループ会社への転籍か、給与が一気に下がった状態で定年退職の日が来るのを待つだけではありませんか?

スモールビジネスは先ほども言いましたが好きなこと、やりたいことなので、それに触れているだけでストレスが軽減されます。私自身そうでした。
サラリーマンとしてマンネリが続いて堕落しそうな気持ちが、スモールビジネスをやることで現状のありがたみを噛み締めることができ、気分転換が常にできる状況であったため、ストレスがどんどん減っていました。
さらには給与所得以外での収入が出ていたので、気持ちの余裕から思い切った発言や提案ができるようになり、さらにそれがサラリーマンとしての評価や実際の成果につながっていきました。

①に関連しますが、いわゆる会社が求める「経営者マンドを持って仕事をせよ」が超具体的に実現されます。それを理解した上での部下のマネジメントや会社との接しかたとなるので、上司の言いたいことがよく理解でき、結果としてボスコントロールしやすくなり、自分の仕事がしやすくなるためストレスが減るというスパイラルになっていました。

私はボキャ貧なのでこれくらいのことしか纏めてお伝えできませんが、恐らくは副次的なものまで含めると、もっと沢山メリットがあるように思います。

ということで、また今度。


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