(ドラマ)舟を編む〜私、辞書つくります〜
『舟を編む』は、三浦しをんの超有名小説です。
2012年、本屋大賞を受賞。
2013年、映画公開。日本アカデミー賞6部門での最優秀賞受賞。
2016年、フジテレビにてアニメ化。
この度、NHKにてドラマ化されました。
原作小説が素晴らしいので、どの作品も良かったのですが、NHK版の良かった点は、年代が令和になり、現在の風潮が反映されたこと。主人公が馬締光也から、ほぼ新人編集者の岸辺みどりの女性目線に変わったこと。松本先生の………。です。
物語の冒頭、『右』の語釈を聞かれ「→」と紙に書いたみどり。その時の松本先生とのやりとり。感動しました。数日後、「朝日を見ながら泣いた時。あったかい風に吹かれて先に涙が乾く側のほっぺた。それが右です。なんて。」と、ハニカミながら答えたみどり。なんてオシャレで素敵な『右』の語釈でしょうか。
また、みどりの恋愛模様も描かれていて、新鮮で面白かったです。
言葉の素晴らしさ、言葉の大切さを再認識出来る『舟を編む』は、本当に素敵な物語です。
私はKindleに小説版が入っているし、NHK版のドラマ全10話は、HDDから消すことができません。