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身代わりをするのはよしなさい


身代わりをするのはよしなさい
と私は、機会ある毎に、イヌやネコ達に
声には出さずに語り掛ける

動物達の転生は、たとえどんなに恵まれていても
ただただ悲劇
それを見抜く事も出来ない、愚かな飼い主達の
身代わりをするのはよしなさいと

黙って身代わりをし、それを誰が気付くだろう?
それを誰が見抜くだろう?

そして、もしもそれを教えられたとして
どれ程の人達が理解するだろう

だから、身代わりをするのはよしなさい
人はそれに値するような存在なんかじゃない


昔、私の叔母は腎臓を患い
この病気は治らないので
生涯付き合うつもりで臨んで下さい
と医師に言われたとかで

所が、なぜか自然に治ってしまい
と同時に、飼いネコが重い腎臓病で亡くなった
最後に、ネコを病院に連れて行った時

身体を動かすのも大変だった様子なのに
運転していた私の膝の上に乗り
まるでお礼を言うかのような動きに

叔母達も驚いていたが
私はそこで初めて気付いた
その後、注意深く観察し

イヌやネコ達が、飼い主達の身代わりになり
それを誰にも気付かれていないままであるのを
知った


人の趣向という身勝手による
品種改良の弊害を知っても無視
人の何千&何万倍もの聴覚&臭覚を持ちつつ
人の部屋で暮らす事への

注意の欠損、ばかりではなく
言って伝えても省みる事がない
本当の動物愛護者とは

「動物達の転生は気の毒、だから私は飼わない」
と、引き取られたペット達の支援を
している人達だけなのかもしれない

動物達のような、霊感も霊能もなく鈍い
知らないからといって、真実を伝えたとしても
自分達の嗜好欲求を満たしないだけなので
何の変化も見当たらない

だから、身代わりをするのはよしなさい
人はそれに値するような存在なんかじゃない
と私は語り掛ける

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