【映画】ヒックとドラゴン

映画「ヒックとドラゴン」を見た。アニメだと軽く思っていたが大間違い。深いメッセージが込められているように感じた。

舞台はある島であり、そこでは住民(人間)と恐竜が対立的な関係にある。しかし、主人公であるヒックがとあるドラゴンと仲良い関係を構築していく。なぜ、主人公はドラゴンと仲良くなれるのに、他の人間たちは対立的な関係にあるのだろうか。その点が深いなと思った。

鍵となるのは、他者への不信であろう。恐竜側は武器を持った人間を見て、「人間は敵だ」と思い、人間に対して攻撃を加える。一方で、人間側は、人間に攻撃する恐竜を見て、「恐竜は敵だ」と思い、恐竜に対して攻撃する。この連鎖によって、両者の対立的な関係が維持されている。

一方、主人公は武器を捨て、自分には攻撃するつもりはないことを身体で示す。その結果、恐竜は少しずつ主人公を信頼し、最終的には協力的な関係になる。

対立的関係にある集団はたくさんあるが、こうして少しずつ協力関係にたどり着けば良いなと思った。

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