【美術館】印象派への旅 海運王の夢

美術館に行った。入った途端にゴッホの絵があったり、エドガー・ドガの絵画があったりと、豪華で満足できる内容であった。

ところが、である。自分がこの絵画を見ても良いのかなと思ってしまった。ホームページを見てみると、

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1944年、バレルはコレクションのうち何千点もの作品をグラスゴー市に寄付し、それが美術館「バレル・コレクション」となりました。美術館建設に関しての条件は大きく二つ、「大気汚染の影響が少ない郊外に作品を展示すること」「国外に持ち出さないこと」でした。

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_burrell/ より引用

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とある。自分は東京で見たので、

1つ目の条件「大気汚染の影響が少ない郊外に作品を展示すること」は、満たしていない。渋谷のBunkamuraは果たして郊外と言えるのだろうか。あまり大気が綺麗であるようには思えない。

また、2つ目の条件「国外に持ち出さないこと」も満たしていない。日本に持ち出されている。

オーディオではたしか「このコレクションを日本の皆さんに観てもらって嬉しい」みたいなことが言われていた気がするが、死人に口なしとはこのことであると思った。

良い作品に出会えたことはとても嬉しかったが、果たしてこれらの作品を日本で見てよいのかなという思いが残る美術館であった。

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