【美術館】アニメージュとジブリ展

アニメージュとジブリ展」を拝見した。自分が生まれた頃にはスタジオジブリというものが確立されていてジブリが映画を出せば大ヒット確実という印象であったが、この展覧会ではジブリの創設期についての展示が豊富であった。特に鈴木敏夫がもともと1人の雑誌の編集者であったことは知らなかったので、雑誌・アニメ・映画と軽やかにメディアの境界線を飛び越え、最後には会社を設立してしまう、そして畳んでしまう、というところに凄みを感じた。同時に徳間書店も創業者がつい最近まで(といっても20年前だが)生きていたことや、創業に至る経緯もロック的というかチャレンジしているという感じがして面白かった。

現在アニメの巨匠と言われている人にも若手の時代があり、当時若手だったレジェンドたちが現状維持ではなくチャレンジをしていたのだということを知ることができて良かった。イメージとしては東京都現代美術館でされている1人のアーティストに焦点をあてた特集に近い気もした。

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