混沌とした時代に…。②
こんにちは、お疲れさまです。
《世界が“闘い”へ動き出す》
『自国第一主義』と云う点から見れば、現在の「ロシア.ウクライナ戦争」等はピッタリ該当しますし、「中国による台湾侵攻」だって起きる可能性は相当高いと感じます。ただ「イスルエル.パレスチナ戦争」は長い宗教紛争がベースに有りますから、それらとは意味合いが異なりますが、現況に《イランと石油》の問題が絡んでくれば、これも立派な“一大事”です。又、北朝鮮の「彼」が《韓国を見つめる視線》は、『(自分が)殺られる前に殺る』と考えていると思って差し支えないでしょう。その時、中国が一切抑止力を発揮しないのはほぼ確実です。ただでさえ彼等の言うことを聞かずに、勝手にロシアと仲良くしているし(兵士まで送る気遣い様!)、当の自分達だって《いざ台湾へ!》でそれどころじゃないでしょうから。
彼がもしソウルへ一発でも飛ばせば、韓国は報復としてその何倍ものミサイルを飛ばします。通常兵器のみだと限定しても、それは恐ろしい話です。
最近は韓国や中国へ行きたがる女性がよくテレビで喋ってますが、いざミサイルが飛んできたらどう対応するのか、想像したこと有るんですかね?食事や整形どころの話じゃないんですよ、ソウルって国境から近いですしね。中国なら拘束され、先ず帰国は無理でしょう。
『自国第一主義』は“正に今、目の前にあるパン”の問題ですから、貧困層には受けが良いです。でも、海外からの輸入品に高関税を掛けて、自国の企業や自国内に居る(海外の)企業しか支援しない等というやり方は、必ず国家間で大きな歪みを生み出します。
『ほら、俺が言った通り、この国は再び偉大に成っただろ?』と言っても、そのさじ加減を少しでも間違えれば、最終的には《国家間の武力衝突》を誘発し兼ねません。
トランプ氏は『戦争を好まない(争い事を解決出来る)大統領』を自認していますが、前回がたまたま世界でそうした動きが無かっただけで、“彼の政治力のお陰で成し遂げた結果”では全く有りません。しかし、こういう人は本当に《チキンレース》の様に成った際、往々にして“逃げがち”です。国家の命運が掛かる様な《度量が試される戦い》と、商売上の戦いとでは、抱えるリスクが天と地ほど有るからです。
彼はよく『NATO加盟国は、それぞれの国々が分担する筈の負担金をチャンと払えよ。ロクに払わない国へなんか《此方の大損に成るばかりだから》ウチの軍隊を出さないぞ』と脅しています(コレ、厳密に言えば正論なんですけどねw)。
今現在、NATOは必死で負担金を払おうとする国と、払いたいけど払えない国とで揉めています。《米国に“言いたい放題される”のは冗談じゃないが、さりとて自分達だけで戦費その他を“自前調達する”のも難しい》と云うジレンマに陥っているのです。
(続)