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ありふれた恋と幸せ 3



蒼甫と付き合ってから
向き合う恋を知った。

聞いてほしくない事は言わない。
聞いてこないでと拒否をする。
逃げる。
そうやって逃げ出してきたけど
蒼甫はそれをほっとかない。

性格なのかな?笑
どこまでも追ってくるのだ。

俺を信じて。
俺は逃げないよ。
しっかりと受け止めるから。

苦しくなる過去。経験。
現実逃避してしまいたくなる事。

自分の事が嫌いになる。
いなくなってしまいたい。

投げやりになってしまう私を
蒼甫はずっと離れずにいてくれるのだ。


私の闇の部分を光に変えてくれる。
しかもサラッと。


そんな彼からプロポーズされる。

半分はいつものお調子者がでたとおもって
【はいはい】位で流していた。

返事をした時、
凄く喜んだのだ。

あっ、これマジだったんだとその時気付いた
私は大バカモノである😅


蒼甫は
誰とでも仲良くなる。
懐に入っていくのがとてもうまいのだ。


幼馴染と付き合っていた時に
東京での仕事が決まった彼を後から追いかけて
東京へと行った。

その時に知り合った東京のどこかの会社の経営の社長さんと知り合い、そこから私を娘のように可愛がってくれる東京の父と奥様の母。


幼馴染と別れてからも
私との縁を切らさずにいてくれて
何かと助けてくれた。

父が亡くなってから
一年二年後、
父を失った傷がまだ癒えていない私に
父ではないけど父と呼びたい位の存在ができた。


その東京の父と母が蒼甫と対面する。


蒼甫は私が東京にいた頃などは知らないので
私の人生をそこでも知るのだ。

東京の父は
蒼甫を気に入り、
自分の会社で働かないかと声を掛ける。


資格など必要なものもあるので
勉強もしなければならない。
そうだ。蒼甫は勉強が苦手だったんだ😂
資格も大変だと思っていたが
本気で結婚も考えていたのだから
そして人を裏切らないと私は信じていたので
蒼甫が乗り越えてくれるのを支えていこう。
それだけだった。


その頃には
蒼甫のお父さんとお母さんにも会っていて
仲良くしてもらっていた。
結婚はまだ早いと確か反対していたけど
それは、私自身が一番思っていた笑
でも、蒼甫が待てない!と押し切った。
もうしょうがないと蒼甫のお父さんとお母さんは
お手上げ。私も半分、お手上げだった😂

プロポーズと共に
東京の父と母からの思いがけない声掛けに
蒼甫の人生は180度変わっていく。

ここから
蒼甫はとことん、私の期待を裏切っていく。

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