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通じ合うとか



彼が少し私から離れ会わない時もあったけれど
ふと戻ってきてわ、目の前に現れ元気そうな姿をみて安心したのを覚えている。


反抗期の男の子が暫く続くみたいに
私にその対応をして。
それでもそれすら、私は愛おしくて

反抗期かー。まだやるかー笑
なんてお姉さんぶってみたりなんかして。

さすがにもう好意などないとわかっていたからこそ何事もなく彼を受け入れられた。

幼馴染と別れ、
そーゆー集まりにも顔をださなくなって。

そしてそのあと
私は幼馴染と一緒にいて出会った人達とは離れ
自分の世界での出会った人たちとだけ交流をしていく。
その世界で暮らしていく中、
娘の父親でもある人と結婚をした。

私がどんなに離れようが
なぜか幼馴染とも会う事にもなるし
その時に仲良くしてもらっていた人たちとも
会う事になる。

その中で彼とも再会していく中、
社会人になり
大人になっていく、彼を知り、話をして
そしてまた暫く会わなくなり。
ふとまた何かのきっかけで再会をする。

そんな事を繰り返しながら。

どんなに話さなくなっても
彼はなぜか
私が苦しい時、ほんとに助けて欲しい時に
姿を、現し私を救ってくれる。

幼馴染にもそれを求めてしまったが
幼馴染は私を救うよりも耐えさせるような存在だ。

彼はなぜか初めて会った中学生の頃から
私がしんどい時ほど気付き
私に寄り添う。

私をずっと守って救ってくれていたのは
だれでもないこの年下の男の子。

私をずっとずっと守ってくれたのは
彼だった。


そんな事に気付いたのは
初めて会ってから十五年以上の月日が経っていた。


周りは気付いていたが
私が全く気づかなかっただけだった。
ずっと私は彼を傷つけてきていた。

どうして気づかなかったのか。

私は幼馴染のことばかりを見つめ、
周りを見なかった。

幼馴染の事を追いかけるのに必死で
後ろを振り向くことすらしなかった。

そばにいてくれたことも
優しさもすべて彼からの愛情ということに気付けずに。


娘の父親とも別居になる中

彼への気持ちと向き合い

きちんと自分の気持ちと対話しようとおもった。


私はきっとブレーキをかけてきたのだ。

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