![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165790984/rectangle_large_type_2_b71a508fe8ba6ba7e209bc6700db0d74.png?width=1200)
父と母へ💐
ずっと思い出していた。
亡くなったパパの事や養母の事、
東京の父や母の事。
本来、父と母は1人ずついるべきでずっと同じである事が望ましい。
子供の精神的な問題にも関わる。
だが、私はそんな安定の中でも生きては来れず
今に至る。
他人からみたら私は不幸だろうか?
それとも幸せだろうか?
現時点での私の答えは両方である。
そんな変わった環境で生きてきた私の大好きな父と母を少し描こうとおもう。
敢えて今は【東京の父と母🗼】との出会い。
パパとの関係を。描こう。
noteにも度々、出てきた東京の父と母。
私のツイン幼馴染の物語を描いてる上でこの2人を描いてきたが
実は初めて出会ったのは確か中学か高校の頃。
東京にパパと住んでいた時だったろうか。
それとも東京に立ち寄っていた時だったろうか。
大人の集まりの中に東京の父はいた。
沢山の大人がいてみな、お酒を🥃飲み明かしている。
東京のおじさん。
【おっちゃん】と呼んでいたのかな。
はっきり覚えてないのだけど私ならあり得る。
私がパパと話すやり取りや口喧嘩を良く
笑ってみていた。
話をしたら凄い人らしくて
そんな人が私達みたいな人らといて
大丈夫なのかなって余計な心配をしてみたり笑
【おじさんは結婚しているけど子供がいない。
生まれていたら私と同じ位の娘がいた。】
子供ながらにも何となくわかったから
私のこの調子だと
【それじゃー東京いるときは娘代わりになってあげるよー😚】なんてきっと言っていたのだろう。
パパとは本当によくケンカしてお互いdisりあうような事してて。
その度に【東京のおじさんがパパだったら良かったのに】そんな事を言っていた。
それからおじさんの奥さんとも会うようになって
2人はいつの間にか私の心の寂しさを埋めてくれる人になっていた。
そんな時、
本当に養子の話が舞い込む。
私はパパがいるから外で楽しく生きれている。
パパの子供じゃなくなるとか?
東京のおじさんとおばさんの娘になるとか?
意味もわからない。
私の周りは大喜びだ。
苦労しなくて済むぞ。
お金持ちだ。
そんな汚い声が聞こえる。
パパは黙ったまま。
私、あれかな。
邪魔だったかな?
パパには。
それとも、お金につられた?
色々と妄想がうまれる。
パパが私を邪魔ならばパパから離れる方がいいね。その方がパパ幸せでしょ。
そう思った。
私は私を必要としてくれてる人のところにいく。
そうやって幼少期から歩んできたのだから。
おじさんとおばさんの所へ
お試しに行くことにした。
パパと暮らしてきた環境とは全く反対の世界。
おじさんとおばさんは
これでもかってくらいの愛情を私に注いだ。
申し訳ないのと有難いのと。
そして。
自由がないってこーゆー事かとも思ったんだ。
東京の父と母の理想を私は演じる。
もう少し、小さな時ならばまた違ったのだろうか。
思春期の私には鳥籠に入れられた鳥になった気分だったよ。
決して、東京の父と母が悪いわけじゃない。
私がその環境が無理だっただけ。
幼馴染や友達なんかも
遠くから私を見つけては会いにきて。
見つからないようにまた帰っていく。
なんで私は自分の居場所からこんな事になったんだろ。
幸せってなんだろ。
お金でもない。
良い🏠でもない。
私はケンカをしながら皆んなとご飯を食べて
笑って過ごすあの環境が好きなんだと。
日に日に実感した。
一度、パパが遠くから見ていて
それに気付いた事があった。
それだけで私はパパから愛されている事がわかった。パパの顔は、寂しそうでそれでも私をみて笑っていた。
会いにきているのがバレないように
こっそりと隠れて。
私はやっぱりだらしないけど誰よりも愛情深いパパといたい。そう思った。
嬉しいときは誰よりも喜んでくれて
悲しい時は沢山泣かせてくれて。
楽しい時は一緒に楽しんでくれて。
怒る時…は、怒鳴るときもあったけど
パパは基本、寡黙で大事な事ほど言わない。
自分で気づかせるように放置をする。
東京の父はやっぱり
会社の凄い人だからこそ。
笑っていたら凄く優しい顔をするし家にいる時も。
でも仕事ばかりで家にいなくて
東京の母はいつも寂しかったんじゃないかって思う。
本当の娘にはなれないけど。
東京にきたときは
こうやってさ、家族ごっこしよう🧑🧑🧒
そういってお別れをした。
本当は
東京の父の会社の人?親戚?関係者から
嫌がらせを受けてて。
それを言うと傷つくと思って東京の父に言えなかった。
だってその人は東京の父が信頼してる人だったから。
私は側にいない方がいい。
お金持ちもお金持ちで大変なんだなぁって
気付いた思春期の私。