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もう一つの物語


少しフィクションもいれながら。

綴れたらいいな。


現在に繋げる為、何話か続きます😊


【お借りしましたありがとう🙇‍♀️】


私よりも少し歳の離れた彼と出会ったのは
私が20歳位で彼はまだ中学生だったような気がする。

幼馴染の仕事関係の食事の席に私も同行した時に
彼もいて。
沢山の大人の中にまだあどけない少年がいた。

【あれ?子供がいる】

そんな感じだった。

私も成人してるとはいえ、周りからみたらお子ちゃまだったのだけど私よりも本当のお子ちゃまがいるΣ('◉⌓◉’)

話す機会があったのでその少年とたわいもない話をして。

思春期の年頃の男の子だなぁ。

そんな印象の出会いだった。


幼馴染とそんな集まりに顔を出す度に
そこに居るようになった彼は
やんちゃな少年のままなのだけど
大人の中にいても偉そうな口をきいても
すっと懐に入っていく。
その愛嬌の良さとたまにふと大人びていて
【この子何歳なの???】と思う位に精神的に
落ち着いていたり発言したり。

そんな姿を側で見ていくうちに
私はいつの間にやら、
彼の姉的な気持ちになりほっとけなくなってしまった。

彼の葛藤や思春期なりの反発。

周りの大人達は良いかダメかだけで判断するけど
つい最近まで私も同じ悩みの中にいたので
彼の理解者でいてあげたいと
寄り添うようになった。

それは本当に弟を守りたいと思う姉のような気持ちだった。

幼馴染や彼のお母さんなど周りは仕事の事などで会話していく中、私には入っていけない空間に
ふと気付くと彼もいて。

暇つぶしに歌をうたったり。
一緒に楽しむようになった。

反抗期の彼は親の言う事はきかない中、
懐いてきた彼は私の言う事は少し聞いてくれるようになって受け止めてくれる。

私は彼の側で良い姉として理解者として
時間を紡ぐようになる。

彼は一番上のお兄ちゃんで下に兄妹がいる。
私は歳の離れた兄と姉がいた。

幼馴染と私は結婚も視野に入れながら側にいたが
何度も繰り返す浮気や酷い言葉など
精神的にもあまり良くはなかったし
それを年下のこの少年だった彼に愚痴っていた。

いつの間にか
彼は私にとっての愚痴り相手になった。
それ以上の気持ちにはさすがに当時はならなかったがたまにふとたまに彼が学生だと言う事を忘れる位の精神的大人な対応や発言になり
錯覚に陥る時がある。

将来、どんな男性になるんだろうか。
いいオトコになれよー!
そんな気持ちで過ごす。


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