
地蔵盆
今日は京都市内にて、地蔵盆である。朝から各町内会にあるお地蔵様の前で、町内の方々が読経や数珠回しの準備をしているところに自転車で通りかかった。表題の写真はその時に私から声を掛けて撮らせて頂いたものである。京都市市内には、基本、各町内会毎にお地蔵様が存在し、毎年お盆明けの日曜日に地蔵盆というものを開催している。対象は基本子どもと町内会に参加している大人になる。先ずはお坊さんを呼んでの読経、次に子ども達による数珠回し、最後に福引きや宴会になるかと思う。規模や参加人数は町内会の規模や予算次第で、裕福な町内会だと派手になり、我が家のような団地だと屋台が幾つかとお米が当たる抽選会ぐらいの規模になる。しかし我が家の団地でもそうだったが、京都市でも、町内会に加入する家庭が激減し、その結果町内会そのものが維持出来ず、我が家の団地の地蔵盆も無くなってしまった。将来的にはだんだん廃れていくのだろう。地蔵盆の起源を妻に聞いたところ、「織田信長が本能寺で殺害されたお祝い」が起源だそうである。確か織田信長は上京を焼き討ちしたことが有ったから、話としては辻褄は合ってくる。もし、この話が真実だとしたら、京都人もなかなか強かだと思う。岐阜だと織田信長は完全に英雄なのに‥ちなみに岐阜にも勤務したことは有るが、地蔵盆なんてイベントは無かった。地蔵盆は実は京都人の450年にわたる地味な復讐イベントなのだろうか?