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photo session×yumi nemoto
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撮影の前に、事前に占星術のホロスコープチャート読んでお伝えをしている。
チャートを介して、その人に想いを馳せれば
"はじめまして"の挨拶の緊張感よりも
ホロスコープの天体は、人生でどう展開しているのだろうか、という好奇心と親近感が芽生えてくる。
カメラはその日の姿と思い出を刻むために、ホロスコープチャートは"はじめまして"、から踏み込んだ話までの距離を縮めてくれる。
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ホロスコープチャートは、ゆみさんにはどこか
お気に入りのお庭がある、ということを示してくれた。
そこで、撮影の場所に、どこか素敵なお庭をご存知ですか?と聞いてみる。
その話から、
ちょうど、ゆみさんはご自宅のお庭のガーデニングに着手したいタイミングで、今のお家は、ターシャテューダに憧れて探した家なのだということを知る。
当日の撮影は、それでは、と浮かんだ那須のコピスガーデンで行うことにしたのだ。
お庭に井戸を掘ったことや、土間を作ったこと、
お父様の探鉱のお仕事のことなどは当日のランチの時間に知ることができたのだけれど、
改めてチャートの示唆に、感動する。
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ゆみさんと過ごしたコピスガーデンでは
新緑や、いろとりどりのチューリップ、可愛らしい雑貨や、ブランコ達と共に、
幼い頃の距離の縮め方や、遊びや、何者でもない自分の在り方を思い出させてもらうような時間だった。
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会って話をしてみなければ、分からないこと、
感じ取れない圧倒的な情報量や空気感。
いくらSNSが発達しても、リアルには敵わないし、チャートを眺めているだけでは、足りない。
人と会うのはいいなあ、と ゆみさんが、撮影の
最後、独り言のように呟いていたときに
私も同じことを思っていた。
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SNSが発達しても、
丁寧にリアルを積み重ねる、ということと、
リアルの圧倒的な情報量に触れていたいと思う。
そして同時にSNSの持つ、ご縁を繋ぐ力にも、
驚いていたいと思う。
SNSにだって、清らかな場所や
温かな場所は創ることができる。
そのためにも、こうして触れ合う人の温かさや
言葉とそれ以外のもつ"圧倒的な何か"に触れ合う時間の中で感じることを大切にしていたいと思う。
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老木に新芽を見つけて、命の循環に想いを馳せる
様子や、
"子供"という呼び方にに対して
十把一絡げな印象を持つことがあるという話、
花や動物と会話ができる能力など、共に過ごす時間の中で印象に残っていることの中に、ゆみさんが大切にしていることの少しを垣間見れたような気がした時間。
母になっても、先生、と呼ばれる日も
妻であっても、"大切にしたいこと"を
きっと、ひっそりと、しっかりと大切に刻んで
生きてきたのだなあ。
大人もはしゃいでいいよね、母も子も遊んで
自由で、肩の力を抜いたっていいよね。
循環の中では、私達はフラット。
どこかが、成熟し、どこかが未熟。
人生の中で、皆、途中過程だから。
それを覚えていれば、尊重と尊敬と好奇心を持ち寄ることができるのかも、と
そんな風に思えた1日。
また遊びましょう、そんな挨拶が相応しい気がして、また遊びましょうと言って別れました。
ゆみさんの活動は、こちらから。
https://www.facebook.com/yumi.takahashi.0706