016.煮付けの正体
先日のランチの煮付け。
和食には疎いのですが、開店と同時に入らないと並ぶ和食屋さんに連れて行っていただきました。
なぜか彼女が連れて行ってくれるお店のランチは煮付けが多くて、「なんでかな〜」と漠然と思っていたのだけど、この前は、ふと閃いた。
「作るのが大変なんだ」
その発見を話すと、やはりそうらしく、
お出汁と調味料の具合が難しかったり、
煮崩れしないように似るのは大変だったり、
こうして1尾丸ごと煮るにはお鍋も大きくないといけない、
など色々必要らしく、一般家庭ではこうした和食屋さんの味を出すのは難しいことらしい。
なるほどねぇ。。。
以前自分で煮魚作ろうとした時に、調味料の量が多すぎて恐れをなして、それでいて特に美味しくできなかったから、うちのレシピに「煮魚」という文字すらなかったのだけど、上級編なレシピだったのですね。
そう思って魚を見ると、こうして形をとどめているのが奇跡的に思えて、お味のバランスも甘すぎず、しょっぱすぎず、だしがいい具合に効いていて、奇跡的な食べ物のように見えてきた。
煮魚ってすごいんだな。。。
知ると知らないとでは世界が変わる。同じものを見ているのに、見る目が変わる。
みんな見ている世界が違うから、同じものの写真を撮っても撮れるものが違うのでしょうね。。。
ちなみに、上の写真は食べる前、知る前の煮付けだから、煮付けリスペクト後の写真は今度撮ってみよう。
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