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活字と気分屋
何かをする時、必ず何か同種のものを同時進行してしまう。
現在は本を3冊同時進行している。
明るい時間に読む紙媒体のものが2冊、暗くなっても読めるKindleのものが3冊……あれ?5冊…。
なぜこんなに同時進行で読むのかと言うと、脳が疲れたっ!てなったり、そんな気分じゃないから別のが読みたいってなったりするからだ。
どうあっても字は読みたい。
漫画であっても児童書であっても小説であっても良い。
字は字だ。
ただ、実用書と自己啓発系は感情を感じられないせいか、どうにも苦手で読めない。
最初に書いた5冊は小説で、その間に漫画も読む。
漫画はすぐに読めるので同時進行としてはノーカウントだ。
この同時進行は子供の頃からの癖なのか、常に何かしら一緒だ。
手芸をやる時は2〜3個同時に作ってしまうし(ただし完成するのはその内1〜2個)、曲も数曲同時に作ってしまう(これも完成数は2割くらい)。
読書の息抜きは読書で、絵の息抜きは絵で…と言う事なのだろう。
どうしてだか全く別の事での息抜きが成立しない。
読書の最中に別の事を始めると、読んでいた本はロングトーンでまだ私の中で続いている。
その本を一旦止めるには別の本を割り込ませるしかないのだ。
厄介な感覚だが、1年ぐらい間が空かなければ内容はうっすら残っているので、同時進行は全然苦ではないし、混乱もしないし、これくらいが丁度良いと私は思っている。
読み始めた本を読み終わるまで次の本は読まない!では息が詰まるし、もっと気楽で良いのだ。
その時その時欲しい言葉が違うように、状況によって掛ける言葉が違うように、読みたい言葉が違ったって何も不思議なことは無い。
仕事じゃないんだから、好きな事を好きなタイミングで好きなように摂取するのが1番心に良い。
体は個体だが心は液体くらいの気持ちで「まぁ良いか」と言いながら過ごすのが丁度いい。