vol.003|箱根駅伝が面白いと思うわけを考えてみた
あけましておめでとうございます。
お正月は恒例の岡山のおばあちゃんちで過ごしています。
お正月といえば箱根駅伝。
1日に行われる企業駅伝の方ではなくて、箱根駅伝。
高校生の時に自分で10キロマラソンを走ったことをきっかけに、
「走ってるだけでなにが面白いねん」って思っていた箱根駅伝が年始の楽しみになりました。
でもこのお正月ふと思ったんです。
1日に行われる企業の駅伝も同じ駅伝なのに、どうしてか興味が湧かない。
なんで、2日、3日に行われる大学の箱根駅伝には興味が湧くんやろう。
って。
どうでもいいことかもしれないけど、ちょっと考えてみました。
考えました。
そして、たどり着きました。
もしかしたら、青春が詰まっているからかもしれない。と
よく「青春、青春」っていうけど、「青春」ってなんなんやろう。そう思ったのでそちらも調べてみました。
青春とは:
夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青年時代。「青春を謳歌 (おうか) する」「青春時代」 (goo辞書引用)
なんだそう。
「若い時代、夢、希望」
こういうところが「青春」で、箱根駅伝にはその「青春」が詰まっている。
箱根駅伝で走れるのは、前年の大会でシード権を獲得したチームと、予選会を勝ち上がってきた大学のみ。
そして、予選で勝ち上がっても走れるのは一校につき往路・復路合わせて10人のみ。
何十人もいるチームの中から選抜されて走ってるし、
箱根駅伝を走るために地方から関東の大学に入学してくる選手もいる。
4年生で初めての箱根駅伝出場という選手もいるし、
4年生にとっては泣いても笑っても最後の箱根駅伝になる。
監督も選手もみんな含めて大学の名前を背負って走っている。
それに、これは駅伝。
襷を繋げるために一生懸命。
走っている区間にもよるけど一番最初に襷を繋いだチームのタイムから10〜20分以内に襷を渡せないと「繰り上げスタート」というシステムで襷を繋げないで次の選手が走ることになる。
あと10秒!あと10秒で襷繋げられるか!ってドキドキハラハラすることもあるし、目の前で繰り上げスタートになってしまう時もある。
だから、先頭のランナーについていくこと、前のランナーを追い越すことに、一生懸命。
一生懸命だから今までに出したことのないタイムを出したりして区間新記録もたくさん出る。
今大会の序盤では前の選手の足と絡んでしまって転倒した選手もいる。
ドクターストップかけられるかなと思ったけど足首が腫らしてまで20キロ走りきって、襷を繋いだ、いろんな想いを貫いただろう選手だった。
大会だけの話ではない。
前年優勝したチームは今年も優勝したいって思うだろうし、
それ以外のチームは今年こそ、と思うだろう。
こうやって、大学在学中、若い時にしか出場できない箱根駅伝だからこそ「青春」があって、我々も皆「青春」を経験したからこそ、「青春」の詰まったものに対して、頑張れ!って応援したくなるし、ドキドキ、ワクワクするのではないかと考えた。
たぶん、これは箱根駅伝だけに限った話ではなくて、
夏の甲子園とか、高校サッカーとか、どんなスポーツでも言えるのではないかと思う。
その一年に一回の場を目標にして一生懸命準備してきたからこそ、
負けられない闘いがあるからこそ、
想いが詰まっているからドキドキワクワクがあって。それが箱根駅伝にもあるから、私はみてしまうのではないかと思ったわけです。
チーム戦であることに熱くなり、襷を繋いで欲しい!と応援したくなり、大学生時代をかけてきた「青春」が詰まっているから、面白いと感じる。