仮名

泥炭になりたい 26歳。恋愛のこと、家族のこと、本のこと呟きます。

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最近の記事

愛するの意味を考える夜

「愛してる」って、言われたことはある。 わたしにとって「愛してる」は尊い言葉ではあるものの、言われてみると違和感を感じる。 この言葉にできない気持ちはなんだろうって、ずっと思っていた。 だけど、『私の夫と結婚して』を観て、自分の気持ちを何となく理解した気がする。 「愛してる」とは、「わたしにはあなたしかいませんってこと」「わたしかあなたが死ぬその時まで一緒にいます、ということ」。 これは家族にも、一生を約束する恋人にも言える。(もちろん、理想論だけど) だから、こ

    • 愛が消えた

      祖母が他界した。 いずれこうなることは、わかってたことだ。 わたしは、社会人になるにあたり、実家を出れるよう地元から少し離れた。 祖母は母方ので、母自身は7年前に先立っていた。 当時自分は高校2年生、折り合いの悪い父とふたり。きつかった。祖母がいなかったら、きっとここまで自分は耐えられてない。 わたしが知ってる範囲でも祖母はかなりの苦労人だ。 早くに祖母の両親を戦争で亡くし、苦労して生活しながらも国鉄で働くわたしからすると祖父にあたる人と結婚し、ふたりの子ども、母と叔父を

      • 好きを分解したら謎が解けた

        好きってなんだろう?ってずーっと考えてた。考えないとわからなくなってしまった… だけど、おかげで自分の気持ちがよくわかった気がする。 人それぞれポイントは違うと思うけど、未来の自分のため、書き留めておこう。 わたしの中では下の3つから構成される。 ・考え方、言動 ・性的魅力 ・相手との関係性 ※以下、めちゃくちゃ主観です。 考え方、言動…つまり中身はわたしにとって最重要だ。 自分の頭を使わず、常識だけで生きてる男はつまらない。 同じ粒度まで一緒に考えて欲しい。 何かを問い

        • 家族コンプレックス

          コンプレックスがひとつ消えた。 わたしのコンプレックスは家族を大事にできないことだ。 わたしの家族と言えば、父と祖母。 祖母は先日入院した。お別れもそう遠くないだろう。 父とはとことん合わない。倫理観が合わない。 笑顔でいるふりもできない。 親不孝でも可能な限り会いたくない。 父が正しく把握している情報は電話番号だけ。 住所も仕事も変わって伝えてない。 そんな女と誰が結婚したいだろう。 自分の親すら大事にできない、する気がない人間なんて。 わたしから見たらこの洗濯しかない

          好きっていうより推しかもしれない

          わたしには今、微妙な関係の人がいる。 会えば、恋人のように扱ってくれるが、連絡は約束の連絡以外まともに取ってくれない。 最初は忙しいだけかも、なんて思ってたが、どう考えてもキープされてるだろう。 わたしにとって彼は90点だ。100点の人はいない、と思う派なので、かなりの高得点。 彼が照れ屋なのを差し引いたとて、「好き」とも「付き合う」とも回答を出さないのは、彼にとって自分は赤点なんだろう。 気づきたくなかったが、気づいてしまった。 結婚は人生に必要かどうか考えている最中

          好きっていうより推しかもしれない

          2文字の貶し言葉

          今日は仕事で悲しいことがあった。 電話のクレーム対応で「バカ」と言われた。 それ自体はよく父に言われたなあくらいにしかならない。 けど、一緒に聞いてた上司がそれはだめだって怒り(あくまで冷静だが)、すぐに電話を代わろうとしてくれた。 そっちがよ。 もしかすると、対応についてのベストアンサーとして出した回答かもしれない。けど、そこに確かにわたしに対する人としての尊重があった気がする。 ああ、他人でもそれはだめって思うのに、父は自分の子どもに平気でそれを投げつけて来るんだ

          2文字の貶し言葉

          愛って?

          愛してるって言葉。何年も前に言われたことはある。 けど、しっくり来ない。胡散臭い。なんなら、段々彼のことが気持ち悪くなって言った。 最近考えた結果、愛かどうかって受け取る側が判断するものなのに、本人が「これは愛」っていうのが押しつけのようで嫌なんだと思う。 わたしにとっての愛はなにか。 存在ごと自分を肯定してくれることだと思う。 それが自分に対しても、ほかの家族に対しても感じられないから父は信用ならない。 これはしょうがない。 前の彼氏はわたしと父の関係をどうにか修復し

          愛って?

          怒涛の日

          怒涛だった。 久しぶりに帰省して、祖母宅に寄ろうとするもなかなか電話が繋がらず。繋がったと思ったら、ハッキリわかるほどの具合が悪そうな声。 鍵をもっていたので、そのまま訪ねると、すっかり痩せ細り別人のようになった祖母。 様子がおかしい。全然食べ物も、飲み物すらも口にしない。寝てればラクなんだと、病院にも行ってくれない。 何時間も説得して、色んな人に相談して、救急車を呼んで連れていった。 抗生剤を貰って帰るも、一向に回復しそうにない。 とうとう、最終手段の父を呼び一緒にかかりつ

          怒涛の日

          タバコとパチンコ

          結婚した友達の旦那はタバコもパチンコもするらしい。わたしはどっちもだめだ。 暗い偏見の話です。 まず、タバコ。父も母もヘビースモーカーでどちらもそれが要因の1つとして大きな病気になったのだと思う。父は心筋梗塞、それからすっぱりタバコはやめてきちんと生き延びてる。 母は糖尿病もちで医者からは止めるよう言われながらも、がんになって弱ってしまうまで止めなかった。 パチンコは父が(たぶん今も)行ってる。わたしが中学生の時、定年退職して、父はずっと家にいるかパチンコにいた。こうして

          タバコとパチンコ

          ぶつぎれになった日常

          彼氏と別れて数日がたった。 合わせるばかりだったので、自分を取り戻した感はすごいある。 別れを告げる直前まであたりまえのように過ごしていたから、あたりまえのようにしていた約束も全部ぶつぎれになくなった。 またあそこに旅行行こうとか、あれを食べたいとか、野球見に行こうねとか。 いくつかは諦めて、いくつかは自分ひとりで果たして行くだろう。 ひとりになったことはとても気が楽だけど、果たせなかった約束が寂しい。いつお別れしたってどうしても生じるけど。 恋愛がないと生きていけないタ

          ぶつぎれになった日常

          別れるって決意したこと

          彼氏に別れ話をした。 このまま付き合ってたら結婚すると思う? そうなんじゃない と明日の天気の話のように答えたこと。 わたしが結婚したい理由を話したら それって自分の安全のために結婚したいってこと?自分勝手じゃない? と言われたこと。絶対絶対忘れない。 (自分の希望話してるんだから当然だし、この人、話を理解する前に判断するよな…) もう何があっても揺るがない。絶対ナシ。 こういう話してる時、いつもいつもはぐらかしやがって…素直に胸のうち、話してくれればこんなもつれなか

          別れるって決意したこと

          恋人とわたし

          わたしは長く人と付き合ったことがない。 今の彼氏があと少しで丸2年、3年目に入るところだ。 恋人でいることが結婚の前段階と考えるわたしにとっては長すぎる、それに尽きる。 結婚するかどうか判断するには充分だと思うし、結婚しないまでもそれに向かって計画立てるくらいあってもいいのではないだろうか。 …人によるのだろうけど。 いる時間が長いほど、相手と自分の境界を忘れてしまう。悪い癖だ。彼を否定する感情は自分を否定する感情によく似ている。 なんでもないひとことだったと思う。 彼が

          恋人とわたし

          理解されたいという欲

          理解されたという感覚は、なんて、自分を肯定してくれるんだろう。 理解する気がない態度は、なんて、寂しいんだろう。 元カレであり元セフレであり、現友だちである大好きな人。 セフレのような恋人。 困ったものだ。 恋人が結婚相手候補から外れたら、それは実質デートもするセフレでしかないのでは? 恋人には自分が何が苦しいか理解して欲しい。 むしろ、理解しなきゃ一緒にはいれないだろう。 万が一、結婚できたとしても恋人は、もしも家族とわたしが対立したら間違いなく家族につくだろう。ありえ

          理解されたいという欲

          結婚願望って

          友達が結婚する。挙式は今年の秋らしい。 早く結婚したい。かけがえのない家族を自分で築きたい。ずっとそう思ってた。 違うかも。自分でも認めてあげられない親を好きな人に紹介して、血縁関係になってもらうの?ありえない。じゃあ、絶縁でもしておく?…親が怖いのか、亡くなってしまった時後悔するのが怖いのか、そこまではできない。 今の彼氏に理解してもらって、ベストな選択を一緒に考えるってことは不可能だと思う。これまでの喧嘩も話し合いが成立してないから。 結婚したい、すべてを赦してほしい、

          結婚願望って

          愛しい年末

          彼氏と年末の話をした。 やっぱり、家族行事で忙しいらしい。 彼氏は家族での付き合いがしっかりしている。 昨年もそうだったし、その時ほど何も感じてないはずだった。 帰りたい場所が無くなってから、何度か年末を過ごした中でも忘れられない、大学2年生の年末。当時の彼氏と過ごした。彼の家族は帰省、彼だけ残って一緒にいてくれた。年末番組を見て、たくさん眠って、初詣に出かけて、どこもやってないねってラーメン屋に入って。愛しい時間だった。彼はいつでもわたしの辛い気持ちに真摯に向き合ってくれ

          愛しい年末

          七夕の周辺は何歳になってもそわそわする

          わたしは七夕の時期がすきだ。 7月頃の暑くなっていく空気すこし涼しい匂いを嗅ぐと毎年そわそわしてしまう。社会人となった今は特になんのイベントもない。けれど、この23年間で刷り込まれてしまっているようだ。 ひとつは、小学生時代の七夕祭りが原因だろう。 わたしの住む地方では、七夕には学区内の人様のお家をひたすら訪ねて、うたを歌い、お菓子をねだる風習がある。ゆかたで少しおめかしをして、重たくなっていくバッグに嬉しくなって、気になるあの子とばったり会えたりしないかそわそわした。 今

          七夕の周辺は何歳になってもそわそわする