死ね、毒親。
誰でもいい。誰か私の愚痴を聞いてほしい。こんな話、親友にだってできないから。
私の母親は毒親だ。
厳しく育てられたからとか、暴力を振るわれたからとか、そんな小さな理由などではない。そんなことはかなり昔から通り過ぎている。
私が小学4年生の時、両親は離婚した。3つ上の姉と10個下の弟、そして私(男)は母親と暮らすことになる。そんな母親は勉強はできるが賢くはない。要領が悪いのか子育てから家計のやりくりから仕事まで、今までの人生で数多くの大きな失敗を経験してきた。
そしてそんな経験を繰り返してきた母親はとても性格が悪い。
簡単に述べると
ヒステリック、他責思考、過干渉、暴力多様といったところだ。
そんな母親に育てられてきた私は、ある程度の年を重ねるまで、その暴力的な母親に怯えて服従しながら暮らしてきた。
しかし今では母親も初老を迎え、体格でも頭の働きでも3人兄弟に劣る部分も見え始め、暴力も減ってきた。それと同時期、私たち3人兄弟は母親に意見するようになった。とはいえ母親の横暴さが治ったわけではなく、言い争いは常に絶えない。
私と母が言い合いになった時によく言われるセリフの1つに
「私なりに一生懸命やってきたじゃない!だから私のミスはあんた達に責められる筋合いはない!」
というのがある。
それを聞いた私は(必死にやってこのザマだから改めてほしいのに)と毎回思う。もちろん口には出さない。余計に揉めたくないし、正直今でもいう度胸がない。殺そうと思えばいつでも簡単に殺せてしまうほど体格差は私のほうが有利なのに、今でも母親が怖いからだ。
普段は思うだけに留めておくのだが、私の大事な弟に対して、今までの私や姉にしてきた暴力的な面を見せたときはさすがに口に出して伝えた。
「失敗が許されない、やり直しがきかない子育てにおいて、姉と私の2人ですでに子育て失敗しておいて、弟にまで同じ過ちを繰り返すのか」
「あなたが自分に対して"頑張ったのに”とか思うのは勝手だけど、母親のための子供じゃないから」
それを聞いた母親は少しの間だけ黙り込んだ。そして、また同じセリフを吐いていた。
毒親の恐ろしいところは
自分は毒親じゃないと思ってるところですね。