ここからは、ルディさんが(実際?)見た世界のネオンの違いを教えてもらおう。楽しみ!
"ネオンはフランスで始まったが、その使用は伝統的にカフェのイメージ、カフェの天井装飾、映画館などに限られてきた。"
フランスのカフェやタバコ屋さん。ネオンの色も赤ガスとか白とか、シンプルで雰囲気のいいイメージがあるなぁ。ザ・広告!じゃないところがフランスだね!
"香水会社は、アメリカのビール看板と同じような組み立て式生産方式で、小さなスケルトン看板を店頭ディスプレイとして使用しているが、規模は小さい。アニメーションはほとんど知られていない"
現代は、大量生産ではないけど、
⚫︎アニメーションなし
⚫︎スケルトン
だと、カタチとしてはほぼ現代のカタチに近いんじゃないかなぁ。
"第二次世界大戦の終結と占領期以降、パイレックスがガラス管に取って代わったため、パリに残っている20数人のガラス職人たちは、鉛や石灰のガラス管を使うことが非常に難しくなった。"
⚫︎当時の日本のガラスは鉛が入っていて、ガラスが溶けやすく、熱が冷めにくいので、より滑らかな曲げが可能で、割れにくかったらしい。
(現在は、鉛フリーのソーダガラスを使用している)
⚫︎ フランスは、現在もホウケイ酸ガラスという、非常に硬く、径も太いガラス管を曲げるので、バーナーの火力も非常に強いらしい。ただ、パイレックスなら、きっとかなり丈夫だろうなぁ。
"彼らの火はパイレックス用に調整され、アスベストの型枠を使わないため、熱したチューブを片手でクラフト紙のレイアウトの数センチ上にアクロバティックに吊るし、もう一方の手で曲げる。"
⚫︎日本でも、この曲げ方をする人もいるけど、あくまでマイカ有りが基本かなぁ。これがフランスの通常の曲げ方なんだとしたら、資材も作り方もかなり独特だと思う。
⚫︎いずれにしても、径が太いから、かなり大ぶりなネオンが多いはずだよね。私がつくってるようなミニネオンはなかなか難しいはず。
"クロード・ネオン社は数年前にITT社に買収され、パズ&シルヴァ社となったが、ネオン製造工場は採算が合わないことが判明したため、1971年に閉鎖された。"
採算あわないよねぇ。。そして、
"現在、ネオンを製造している電飾看板会社や小さな店は15社ほどあるが、ネオンの生産量は全体の5%にも満たない。"
現在(1970年代当時)に至る。
この数字は、2023年現在の日本と変わらない。。
※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。