【合格体験記】SKさん・司法試験2024年合格・社会人~予備試験経由
今年の合格者の合格体験記です。
まず第一弾はSKさん。SKさんは当初、予備試験論文の再現コメントにお応募いただきそこから、相談に乗るようになりました。これまでの勉強内容や答案の状況から、知識の再インプットが必要と判断して、勉強の方向性の再構築をお勧めしました。
そしたら、結構うまくはまったようで、予備最終合格を経て司法試験まで一気に合格してくれました。
ある程度の勉強期間があると、自分が気づけない、錆や汚れがあり、それが合格を妨げていることは、よくあることです。
その点の指摘をされても、いやなことに目をつむり、無視する方が多い中、虚心坦懐に話を聞き修正したその修正力は、人生の先輩として尊敬しています。。
実は、この記事を書いている時点で対面でお会えていないので(泣)、ぜひお会いしたいです。
★★以下引用★★
1 出会い
ともしび先生とのファーストコンタクトは、令和4年の予備論文が終わった夏でした。
そのころは、予備の短答は通るものの論文の壁に跳ね返され途方に暮れていました。
ともしび先生がエックス(旧Twitter)で再現答案を講評してくれるという投稿をしており、先生に講評をお願いしました。
講評結果は、私の答案は長年の受験生活で、基本知識が抜け落ちてしまっているというものでした。それまでは、予備過去問やアガルートの重要問題を繰り返していたのですが、ある時点から成績が下降傾向にあり、先生には独力では気づけなかった敗因を指摘していただきました。
今後の勉強方法として、ともしび先生は、インプット教材として、LECの矢島純一先生の「速修インプット講義」を紹介してくださり、合わせて、司法試験過去問を解くことを推奨されました。当時、私は、重要問題をメインに使っており予備校が変わると論証の文言が変わるため、「「総合講義100」でよいか?」聞いた記憶があります。これに対し、先生は、「条文、判例の文言は予備校によって変わらないし、他の予備校の教材に取り組むことで、考える視点が変わる」とのアドバイスをいただきました。当時の私は、頭が固くなっており、先生のアドバイスがなければ同じ過ちを繰り返していたと思います。アウトプットについても、当時、予備過去問や重要問題に飽きていたので、新鮮な気持ちで司法試験の過去問に取り組むことができました。
この年度は、矢島先生の速修インプット講義、論文合格講座(司法試験過去問を解く講座)をこなすのに精いっぱいで、残念ながらともしび先生の個別指導を受ける余裕はありませんでした。
それでも、令和5年の予備論文を受けたときは、インプットを補強したため、知識の引き出しが多くなり問題文を多角的に検討することができたような気がしました。
2 再びの再現提出と指導開始
令和5年の予備論文の再現答案を先生に見てもらった結果、合格点には及んでないとコメントいただき、11月から個別指導を受講することになりました。その際、頂戴したアドバイスの一つは、問題文の事実の引用が薄いというものでした。
個別指導では、司法試験の過去問を毎回解き、先生から講評を受け勉強のペースメーカーとすることができました。
当初は4枚いくかいかないかという感じでしたが、事実を拾うことを心がけ、前向きに答案を書いていきました。
そうした中、予想に反して予備論文を合格し、口述試験を経て、無事、予備試験に合格することができました。
3 口述対策とその後
口述試験の翌日からは、再び司法試験の過去問を書き始めました。個別指導では、刑事訴訟では判例の引用の仕方、憲法では規制手段ごとに審査していくこと等、多くのアドバイスをいただき、その都度ノートに書き留め、可能な限り同じ過ちを繰り返さないよう、司法試験の問題に慣れていきました。
その他、先生からは、独学では知ることのできない書籍をご紹介いただき(たとえば、刑法・刑訴法の反町本等)、情報量でロースクール生に遅れをとることはありませんでした。
また、先生からは、答案に書く問題文の事実と規範の比率について、予備は、1:1だが、司法試験は、3:7くらいを意識する、答案構成は、できる限り問題文の余白に簡単に書くのにとどめて答案構成の時間を短くし、その分、答案を書く時間を増やすようアドバイスをいただきました。できる限り時間を短縮する練習を繰り返し、最終的にはなんとか6枚に達するまでになりました。
最終的には、R5からH24までの過去問はすべて書き、それ以前のものについては原則としてざっと目を通す等、多くの過去問を潰したことは大きな自信になりました。
4 最後に
本番では、先生に過去問の稽古をつけていただいたおかげでパニックになることもなく平常心で臨むことができました。また、問題文の事実を読んでいるとこの規範で使うんだなと、事実と規範が一致したような感覚がありました。
その結果、致命傷となるようなミスを避けることができ、無事合格することができました。ともしび先生からは、インプットとアウトプットの両輪、司法試験の問題に慣れることの重要性を教えていただきました。
ともしび先生、本当にありがとうございました。 以上
★★引用終了★★
最初の指導の際の話題とかも含めてよく覚えています。最初の答案を見たときに知識量が薄まっていてこれはまずい…と思ったのはよく覚えいます笑
また、口述対策も結構なセットをしたのをよくぼ得ています。
改めて、合格おめでとうございます!